2018年12月2日日曜日

(K0581) 「里・つむぎ八幡平」の二つの挑戦 <インクルーシブ社会><介護>

 
 「里・つむぎ八幡平」が、野心的な二つの挑戦をしています。
ホームページ(http://www.s-tumugi.jp/)によれば、二本立てのようです。
 

(1)  特定非営利活動法人 里・つむぎ八幡平(介護)

まるごとケアの家 里・つむぎ を中心に、デイサービスやグループホームを運営しています。
  まるごとケアの家 里・つむぎ
  まるごとケアの家 複合型ホーム ぱんたれい
  まるごとケアの家 共生型グループホーム 白山の里
  まるごとケアの家 小規模多機能ホーム くるまっこ
  まるごとケアの家 障がい者グループホーム 野駄の家(準備中)
 
 認知症の高齢者と障害者が一緒に日中を過ごす「共生型グループホーム」など“境目”のない事業を目指してきた。
 

(2)  一般社団法人すばる(農業)

就労継続支援や障がいグループホームの運営を、農業と絡めながら運営しています。
  地域食堂・つどいの場 なつかしの家
  すばる 農業部門
 
 「土地を活用し、ちょっと元気な高齢者と障害のある人が一緒に働き、いずれ賃金を得られるといい」と、農業を行う法人を立ち上げた。
 


<展開>  新聞記事によれば、…
 
(1)  特定非営利活動法人 里・つむぎ八幡平(介護)

===== 引用はじめ
 「里・つむぎ八幡平」が運営する「まるごとケアの家」では、認知症の高齢者と障害者が一緒に日中を過ごす。この日は昼食後、障害のある女性が食器を運んだり洗ったりするかたわら、認知症の高齢女性が茶碗(ちゃわん)を拭き始めた。
 理事長の高橋さんは、「おばあちゃんたちは障害のある人を気にかける。障害のある人は、自分たちも仕事ができると分かり、役に立ちたいと思う。目に見えない相乗効果がある」という。ここでは当初から、両者が一緒に暮らす「共生型グループホーム」など“境目”のない事業を目指してきた。人口が減る地域で高齢と障害を厳密に区分すると、将来性がないと判断したからだ。
===== 引用おわり
 

(2)  一般社団法人すばる(農業)

===== 引用はじめ
 今は農業との連携も模索する。市の高齢化率は約38%で、施設周辺には空き家や耕作放棄地が目立つ。「土地を活用し、ちょっと元気な高齢者と障害のある人が一緒に働き、いずれ賃金を得られるといい」と、農業を行う法人を立ち上げた。水田ではコメ、畑ではニンニクやズッキーニ、ナスやピーマンを作る。事業所で利用し、販売もする。
 介護サービスを利用する高齢者らは農家の出身者が多く、身近に農業があるだけで生き生きとする。水田の様子を気にして、「雑草を取らないと」「そろそろ刈り入れだ」と、つい口が出る。天気が良い日は畑に出かけ、気が向けば夕食用の収穫も。認知症で要介護2の女性(87)は「ニンニク畑の土のにおいが懐かしかった。もう作業は無理だが、おいしいお米をいただいています」という。
===== 引用おわり
 


<出典>
農業と介護の連携を学びたい
【介護と福祉のこれから】 産経新聞(2018/11/09)
 
「畑のにおいが懐かしい」農業と介護の連携に注目
https://www.sankei.com/life/news/181109/lif1811090014-n1.html
 
添付写真は、ここから。「複数の事業所の利用者が集まって縁側でおやつの時間を過ごす = 岩手県八幡平市の特定非営利活動法人「里・つむぎ八幡平」

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