===== 引用はじめ
認知症の高齢者らが起こした事故で家族らに多額の賠償金が請求されるケースがあることから、神戸市は、賠償金や被害者への見舞金を市が負担する制度を盛り込んだ「認知症の人にやさしいまちづくり条例」改正案 … 高齢者が自己負担なしで認知症診断を受けられる助成制度も導入。全国初の「神戸モデル」として打ち出す。
===== 引用おわり
産経新聞(2018/11/28)によれば、「28日の市議会本会議に提案する」。産経新聞(2018/12/5夕刊)によれば「5日、市議会本会議で可決した」。
(1) 無料検診、精密検査
神戸市の改正案では65歳以上の高齢者に無料で検診を行い、認知症の疑いが判明すれば専門医が精密検査を実施。認知症の有無や病名を診断する。検査費用も市が助成、実質的な自己負担を無くす。
(2) 登録、保険に加入
保険に加入市は認知症と診断された市民を登録し、保険料を支払って保険に加入。
(3) 賠償金の支給、見舞金の給付
認知症患者が起こした事故や火災などで本人や家族が賠償責任を負った場合は、市が保険金(最高2億円)を賠償金として請求者に支給する。認知症患者の事故などで被害に遭った市民には、最高3千万円の見舞金も給付。自動車事故は従来の自賠責保険で対応できるため、制度の対象外となる。
(4) 診断助成を来年1月、賠償金負担などの救済制度を同4月に開始する
診断助成を来年1月、賠償金負担などの救済制度を同4月に開始する。市は必要予算を年間約3億円と見込んでおり、市民税を1人年間400円上乗せし、財源とする。
<出典>
認知症事故 神戸市が賠償 / きょう条例提案産経新聞(2018/11/28)
認知症事故で賠償金負担 / 神戸市議会、救済条例可決
産経新聞(2018/12/5夕刊)
認知症高齢者の事故、神戸市が賠償金負担へ 全国初
https://www.sankei.com/west/news/181127/wst1811270046-n1.html
添付図は、このサイトから
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