2018年12月21日金曜日

(K0596)  死を見つめる心(4) 米で触れた「最期の時間」 <臨死期>

 
受けたリハビリ

===== 引用はじめ
 思い通りに体が動かないことや体の痛みで、涙が出ることもありました。
 当初は赤ちゃんのように首も据わらない大変な状態でしたが、2カ月ほどで左右の親指がわずかに動くようになり、半年後に退院しました。
===== 引用おわり
 

スピリチュアルペイントとは

===== 引用はじめ
 入院中、「痛いから安楽死させてほしい」と訴える人や、窓から飛び降りようとする人。すごい苦しみを抱えているわけです。病気になると体の痛みやしんどさよりもっと深い、人間の根源的な痛みを感じる。これを死生学では「スピリチュアルペイン」といいます。自分の生を肯定できなくなるのです。
===== 引用おわり
 

最期におけるQOLの変化

===== 引用はじめ
 それまでQOLは、病状の悪化に伴って低下し、最期にはゼロになるというのが通説でしたが、研究の結果、病気が進んでも、自分の命を感謝して生きようと思える人ほど、QOLが高いことが分かりました。
===== 引用おわり
(*) クオリティー・オブ・ライフ、人生の質
 

米で触れた「最期の時間」

===== 引用はじめ
 在宅でホスピスケアを受けていました。いつも夫婦2人で寝ているダブルベッドに、彼女が寝ているんですよ。旦那さんはいつも、死にゆく人と一緒に寝ているんです。 … 人が命に向き合うとき、米国人とか日本人とか、そんなことは関係ない、人が繋がるってこういうことなんだと思いました。
===== 引用おわり
 

<出典>
藤井美和(関西学院大教授)、がんの妻、寄り添う夫 / 米で触れた「最期の時間」
【死を見つめる心(4)】 産経新聞(2018/12/06 夕刊)

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