内閣府は24日、「満足度・生活の質に関する調査」結果を発表した。
私がもっとも注目したのは、「年齢別では15~59歳までは世代が上になるほど満足度は低くなったが、60~89歳の平均は6・36点と全世代で最も高かった」
何故、そうなのか?
私の意見:60歳以上の人、特に団塊の世代は、何か問題があれば、自ら行動し変えようとした。私の偏見かもしれないが、その次の世代以降は、問題を誰かのせいにしようとする傾向が強いのではないか。
実は、どちらも充分満足できる状態にならないのは同じだ。しかし、精一杯自ら行動した人は、それで得たものを見て満足度が高まり、行動せず他者批判をしてきた人は、それで得られなかったものを見て満足度が下がる。
つまり、客観的な状態は同じでも、その人の生き方によって、満足度が上がりもすれば下がりもする。
現在の生活について「非常に満足している」を10点、「全く満足していない」を0点とするなど10点満点で自己採点し、
===== 引用はじめ (箇条書き形式にした)
①
全体の平均値は5・89点だった。② 男女別では、男性が5・67点、女性が5・90点だった。
③ 健康状態が「よい」と答えた人の平均は7・08点で、「よくない」と答えた人の3・12点を大きく上回った。
④ 趣味や生きがいを持つ人は6・18点、「ない」と回答した人は4・37点だった。
⑤ 「頼りになる人」の人数やボランティア活動の回数が増加するほど満足度の傾向は高かった。
⑥ 年齢別では15~59歳までは世代が上になるほど満足度は低くなったが、60~89歳の平均は6・36点と全世代で最も高かった。
===== 引用おわり
要素が相互に影響することを考えると、次のように推測できる。
60~89歳の人は、概して、健康状態はよく、趣味や生きがいをもち、頼りになる人の数が多く、ボランティア活動の回数も多い。
私の周囲の人を見る限り、当たっていると思う。
気になるのは、回収率である。高齢者で閉じこもりがちで満足度の低い人たちは、調査に答える気力もなく回答しないため、結果として高齢者の満足度の平均値を押し上げたのではないか
<出典>
趣味や生きがい 生活満足度高く / 政府初調査、政策立案に活用へ産経新聞(2019/05/25)
政府が初の生活満足度調査 趣味や生きがいを持つ人ほど高く
https://www.sankei.com/politics/news/190524/plt1905240039-n1.html
元のデータは、
https://www5.cao.go.jp/keizai2/manzoku/index.html
(注)グラフが多く、わかりやすくまとめていると思います。
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