2019年5月27日月曜日

(K0757)  避けることのできない「生死の選択」(2) <臨死期>

 
(1)  延命措置
 
 経管栄養に人工呼吸などを加えて概念を広げると延命処置になります。この延命処置を望まないと宣言すると、リビングウイルになります。
 
リビングウイル
===== 引用はじめ
 回復の見込みがなく、すぐにでも命の灯が消え去ろうとしているときでも、現代の医療は、あなたを生かし続けることが可能です。人工呼吸器をつけて体内に酸素を送り込み、胃に穴をあける胃ろうを装着して栄養を摂取させます。ひとたびこれらの延命措置を始めたら、はずすことは容易ではありません。生命維持装置をはずせば死に至ることが明らかですから、医師がはずしたがらないのです。
 「あらゆる手段を使って生きたい」と思っている多くの方々の意思も、尊重されるべきことです。一方、チューブや機械につながれて、なお辛い闘病を強いられ、「回復の見込みがないのなら、安らかにその時を迎えたい」と思っている方々も多数いらっしゃいます。「平穏死」「自然死」を望む方々が、自分の意思を元気なうちに記しておく。それがリビングウイル(LW)です。
===== 引用おわり
https://www.songenshi-kyokai.com/living_will.html
 
 少なくとも現在においては、私は「リビングウイル」を書きたいとは思いません。
 


(2)  安楽死

 私は、安楽死を選ぼうとは思いません。
 
「これを知れば日本で「安楽死」を望む人はいなくなる」
===== 引用はじめ
 「安楽死は安楽に死ねない死」
小笠原文雄(日本在宅ホスピス協会会長、小笠原内科院長)
 「死」は誰にでも必ず訪れます。自殺や他殺、病死など死に方にはいろいろありますが、今回のテーマである「安楽死」は、広辞苑(こうじえん)によると「助かる見込みのない病人を、本人の希望によって苦痛の少ない方法で人為的に死なせること」とあります。安楽死とは本当に苦痛の少ない死に方なのでしょうか。「安楽死は安楽に死ねるのか」、「安楽死は人に迷惑をかけない死に方なのか」、さらには「安楽に死ねる方法」などについて、私の考えを書きたいと思います。
 皆さん、安楽死の実態をご存じですか。日本語とは面白いもので、「安楽死」と書いてあると、漢字の持つ意味やイメージから「安心・安楽…」など、自分の希望に沿った解釈をしてしまいがちです。しかし、本当の安楽死は、殺伐とした重苦しい空気の中、医師たちの管理下で他殺や自殺幇助(ほうじょ)が行われる「殺」であり、「安・楽」とは異質です。
===== 引用おわり
https://ironna.jp/article/8622
 

 続く。

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