人間の本来の寿命は、50年だと言われています。
(1) 心臓が15億回程度鼓動したら寿命を迎える
===== 引用はじめ
(生物学者で東京工業大名誉教授の)本川氏によると、哺乳類や鳥類は心臓が15億回程度鼓動したら寿命を迎えるとされ、体の大きさと寿命との関係なども加味すると、1分間に20回くらい鼓動するゾウは70年前後、600~700回鼓動するネズミは1~2年の寿命となる。そこから換算すれば、「人間の寿命は50年くらい。その証拠に、50歳を過ぎると視力や体力が落ちたり、病気になりやすくなったりする」と話す。
===== 引用おわり
(2) 種が続くことを優先して考えるなら、繁殖能力が無くなった時が寿命
===== 引用はじめ
生命の本質は「続くこと」と語る本川氏。だが、人体は構造物のため、老朽化し耐用年数が尽きるときが来る。それを乗り越える方法として編み出したのが、「ある程度のところで体を新しく作り直す。それが子供を作るということだ」と解説する。分かりやすい例がサケで、産卵し、次世代に遺伝子を残すことができたら、すぐに死ぬのだという。
===== 引用おわり
食料の総量が限られて、集団全体として不足しているなら、優先順位をつけて食料を配分しなければならない。種の存続を前提とするなら、食料は生殖能力をもった個体に分配するのが合理的である。生殖能力が無くなったら死ぬということは、合理的である。
ちょうど山田養蜂場のコマーシャルが流れてきた。(子を産む)女王蜂の寿命は、働きバチの40倍。合理的である。
===== 引用はじめ
女王バチの仕事は、産卵をすることです。羽化後一週間ほどすると交尾に出かけ、巣に戻ってからは毎日1500個~2000個ほどの卵を産みつづけます。この特別な任務を果たすためか、働きバチの寿命が約1カ月であるのに対し、女王バチの寿命はその40倍の4年ほど。体重も働きバチの約2~3倍もあります。
===== 引用おわり
http://honey.3838.com/lifestyle/
<出典>
次世代の負担減らす人生を 生物学者・本川達雄氏に聞く【100歳時代プロジェクト】 産経新聞(2019/05/21)
【100歳時代プロジェクト】次世代の負担減らす人生を 生物学者・本川達雄氏に聞く
https://www.sankei.com/life/news/190521/lif1905210032-n1.html
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