前回の(K0803) 誤嚥性肺炎 の続編です。
===== 引用はじめ
筋力の衰えなどから、食道に送られるはずの飲食物が気管などに入り込んでしまう「嚥下(えんげ)障害」。死につながる可能性もあるこの障害の対処法の一つとして、飲み物に“とろみ”を付ける方法がある。
自動販売機運営管理会社のアペックス(愛知県大府市)は飲料に「とろみ」を加える機能が付いた紙コップ式自動販売機を開発。全国約50カ所に設置を予定しており、10月には施設向けの大型サーバーも展開する予定だ。(吉沢智美)
===== 引用おわり
1.
どんな商品か
2. ユーザーにとって良い商品だ
2.1. 自販機を使うエンドユーザーにとって
2.2. 高齢者施設にとって
2.2.1. 入居者を守れる
2.2.2. サービス向上、省力化
2.2.3. 施設として売りになる
3. メーカーとして良い商品だ
3.1. 売れると思う
3.2. 真似されにくい製品に仕上がっている
私は、良い商品だと思います。
(利害関係はありません。
お勧めしようとしているのではなく、
単に感想を述べています)
【展開】
1.
どんな商品か
自販機の「とろみありボタン」を押すと、とろみを「薄い」「中間」「濃い」と選ぶことができる。とろみを付けないこともでき、どちらでも飲み物の値段は同じだ。飲料にとろみを付けてみても味は変わらないが、しっかりと飲み物がのどを通る感覚が分かる。
2.
ユーザーにとって良い商品だ
2.1. 自販機を使うエンドユーザーにとって
死につながる可能性もあるこの障害の対処法。誤嚥性肺炎は、怖い病気である。
2.2. 高齢者施設にとって
2.2.1. 入居者を守れる
もしも普通の自販機なら事故が起こるところ、この自販機でそれを防げれば、入居者を守ったことになる。
2.2.2. サービス向上、省力化
介護施設などによっては利用者の飲み物の要望に対応できないほか、利用者全員分の3回の食事と、おやつに付く飲料にとろみをつけるために、職員が1日8時間ほどかけることもあるという。
2.2.3. 施設として売りになる
決定的な入居決定動機にはならないだろうが、入居者に配慮が行き届いている施設という印象を与えるのではないか
3.
メーカーとして良い商品だ
3.1. 売れると思う
最終ユーザーである人にとっても、その自販機を導入する施設にとっても、魅力ある製品だと思う。自販機供給会社も売りやすいのではないか
3.2. 真似されにくい製品に仕上がっている
飲み物の種類によってとろみ剤の溶ける具合が相当異なる。違いに合わせて(手作業で)きっちりとろみを付けるのは難しいコーヒーでも抹茶ラテでも、温かくても冷たくても、3段階のとろみは均一にしている。たとえば、コーヒーではミルクや砂糖の有無によって、とろみ剤の調整の仕方をそれぞれ変えている。
ヒットしたら類似品が出てくると思うが、特許でかなりガードできると思う。
<出典>
誤嚥を防ぐとろみ付き飲料自販機、介護施設向けも展開へ産経新聞(2019/07/12)
https://www.sankei.com/life/news/190712/lif1907120013-n1.html
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