2019年7月27日土曜日

(K0818)  認知症の方にとって「心地いい」認知症カフェにするには <脳の健康>

 
 認知症カフェは、必要であるが、運営は難しそうです。
 
===== 引用はじめ
 28年に実施された実態調査(1477カ所が回答)では、活動内容として、テーマを決めて意見交換する認知症の本人や介護者の「ミーティング」の実施は9%にとどまった。「運営上の課題」には、77%が「認知症の人が集まらない」と回答した。
===== 引用おわり
 

 認知症の方にとって「心地いい」認知症カフェにする条件を考えてみました。
 
1.   認知症者介護経験者が貴重な人材だ

2.   認知症カフェに認知症者を集めるのではなく、認知症者のいるところで認知症カフェをつくれないか

3.   認知症になっても通い続けられる居場所があるといいな
 

【展開】

1.   認知症者介護経験者が貴重な人材だ

(1)  プロより経験者
===== 引用はじめ
 竹内弘道さん(75)=東京都目黒区=の自宅には月3回、年齢がさまざまな男女が集まってくる。代表理事を務めるNPO法人「Dカフェネット」が「認知症カフェ」として運営。竹内さんやスタッフは身内の介護経験者だが、介護・福祉のプロではない。
===== 引用おわり
 
(2)  経験者として応援
===== 引用はじめ
 母の死から1年余りたったが、土方さん夫妻は竹内さん宅に顔を出し、別の参加者に体験談を語る。「認知症の人も家族もどんな人でも受け入れてくれるのはありがたい。母だけでなく私たちも救われていた。その恩返しをしている」
===== 引用おわり
 
(3)  経験者として設置
===== 引用はじめ
 認知症カフェは思い出が詰まった母親の自宅で開く。地域の認知症の高齢者を温かく出迎え、好きな話題でおしゃべりを楽しむ。柔らかな表情を向けてくれる瞬間がうれしい。認知症の人への理解につながればと、専門家を招いた勉強会も定期的に行っている。
===== 引用おわり
 

2.   認知症カフェに認知症者を集めるのではなく、認知症者のいるところで認知症カフェをつくれないか

===== 引用はじめ
 Dカフェが特徴的なのは、竹内さんの自宅だけでなく、認知症専門病院や訪問看護センター、居酒屋など計10カ所で定期的に開催されていることだ。
===== 引用おわり
 

3.   認知症になっても通い続けられる居場所があるといいな
 私(=藤波)の意見だが、認知症カフェでは行きにくい。「居場所の認知症カフェ化」をできないだろうか。居場所に通っていた方が、認知症になってもそのまま通えると、ありがたい。
 


<出典>
地域社会との「共生」模索 「心地いい」居場所作りを
産経新聞(2019/07/27)
https://www.sankei.com/life/news/190705/lif1907050011-n1.html

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