2020年1月17日金曜日

(K0992) 「仕事付きサ高住」 <高齢期の住まい><高齢期の仕事>

 
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「心と体を持て余している人が多い。仕事や役割を提供することで支えたい」との狙いから「仕事付きサ高住」が生まれた。「何かを受ける」のではなく、ダイナミックだ。「周囲に働きかけ」「周囲から必要とされる」
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===== 引用はじめ
 千葉県のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、建物にレストランを併設し、住民に“仕事”を提供する。称して「仕事付きサ高住」。障害や認知症があっても、普通の暮らしが願いだ。
===== 引用おわり
 「仕事付きサ高住」というコンセプトが、気に入りました。「サ高住」に何かをプラスαしようとするとき、「仕事付」は、なかなかよい。

 「居場所」という言葉が最近よく使われます。ここでは、一味変わった「居場所」です。

===== 引用はじめ
 移り住んだ後で、「帰りたい」と言い出す人も、周囲から必要とされ、ここが居場所だと思えると落ち着いてくる。

===== 引用おわり
 「何かを受ける」のではなく、「周囲に働きかけ」「周囲から必要とされる」というダイナミックな動きがあります。

 といっても、特別なことをしているわけではありません。

===== 引用はじめ
 千葉県船橋市の住宅街に、サ高住「銀木犀(ぎんもくせい)船橋夏見」がある。その一角は、ランチタイムに豚しゃぶが食べられるレストランになっている。


 午前10時、明るい日差しが降り注ぐレストランで、小林良子さん(81)=仮名=がピクルスを小皿に分けていた。ニンジン、ダイコン、キュウリなどを、ゆっくり盛りつけていく。
 小林さんは1人暮らしが困難で、介護保険の要介護認定を受けて銀木犀で暮らす。外部のデイサービスを利用しながら、週3~4回、開店前のレストランで準備の仕事に携わる。ピクルスや漬物を盛りつけたり、テーブルを拭いたり、仕事はマイペースで進む。
 「職員の方から手伝ってほしい、と言われてやっているんです。デイサービスに行くより楽しいですよ」と小林さん。少しだが、働いた対価も受け取れるのがやりがいになる。
===== 引用おわり
 
 その狙いは、
===== 引用はじめ
 レストランを併設した狙いを、銀木犀船橋夏見の大下誠人(のぶひと)所長は「心と体を持て余している人が多い。仕事や役割を提供することで支えたい」と説明する。
===== 引用おわり
 


<出典>
介護受けても「当たり前の暮らし」 レストラン併設、住民に「仕事」
産経新聞(2020/01/07)
https://www.sankei.com/life/news/200117/lif2001170012-n1.html

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