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認知症を始めて知った頃には「認知症の人が講演する」が信じられなかった。今では「認知症大使」が「認知症への社会の理解を深める」ことができると信じる。認知症と診断された人も、希望と勇気をもらえるだろう
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男女5人が「希望大使」が選ばれました。認知症への社会の理解を深めるため、当事者が情報発信します。
任命された「希望大使」が語りました。
・ 「認知症になっても元気に楽しく生きていけると伝えたい」(45歳で若年性アルツハイマー病と診断された鳥取市の藤田和子さん)
・ 「偏見を感じ、傷ついたこともある。胸を張って生きられる社会を目指していきたい」(渡辺さん)
・ 「身近な地域で認知症のことを伝える活動をしていきたい」(春原さん)
政府は昨年6月に認知症対策の新大綱を策定。「認知症の本人の発信を支援」と明記し、当事者が「希望大使」となり、講演などを通じて啓発活動をするとしました。
以下は、私(=藤波)の感想
未だに、よくわからないことがあります。認知症の人は、自分が認知症であるということを覚えられるのでしょうか。多分、「認知症の進み具合」というのがあって、軽症(初期)なら、自分が認知症であるという自覚が持てるのでしょう。でも、それが分かることは、とても残酷なことです。
そのショックになんとか耐えられた人は、「認知症でも元気で楽しい」と思え、そうすると、認知症の進行が緩やかになるのでしょう。認知症になっても、「お役に立てる」という使命をもてるのは幸せなことです。本人の努力だけでなく、周囲の理解と協力を得られているのでしょう。
一方、耐えられなかった人は、一気に認知症が進んでいくのではないでしょうか。それはそれで、本人にとっては、救われるところもあるのかもしれません。
<出典>
「認知症でも楽しい」 当事者5人、「希望大使」に
産経新聞(2020/01/24)
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/200128/ecb2001280500002-n1.htm
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