2020年6月16日火曜日

(K1143)  悪口を言われていると思い込む(2) / 認知症の人の不可解な行動(14) <認知症>


☆☆
「家族がいじめる」「どこかに追い払おうとしている」「食事に毒が入っている」などの被害妄想は、本人と周囲の人間関係を混乱させる。本人が訴える内容は、事実とは違うことが大半だが、本人にとっては深刻な現実
☆☆

  悪口をいわれていると思い込む

<してはいけないこと>
「バカなことをいうな」と取り合わない
 否定すると、「この人も私を嫌がっている」というネガティブな感情だけが残る。

<配慮するとよいこと>
  不安や寂しさをなくしてあげたい

 本人が「見捨てられている」「のけ者にされる」と感じているなら、まずその気持ちに寄り添うことが大切です。
  会話を増やす
  原因を探る
  何かの役割を

<説明>
 大切なのは、本人の訴えをよく聞くこと。その裏側にある「家族の一員として役立ちたい」「わかってほしい」「見捨てられたくない」という思いをしっかり受け止めましょう。本人の心の安定をはかることで、被害妄想は減ります。

<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」

添付図は、「認知症による被害妄想への対応方法は?」
https://kaigo.homes.co.jp/manual/dementia/symptom/higai/


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