2020年6月30日火曜日

(K1157)  息子はまだ小学生のはずだけど(1) / 認知症の人の不可解な行動(17) <認知症>


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息子はまだ小学生のはずだけど(家族を忘れる)。家族の顔を忘れるというのは、家族にとってもつらい症状。しかし、忘れているわけではなく、昔の家族の姿が今の記憶。思っている自分の年齢と、家族の姿にギャップ
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  あなたは? だれという

 記憶障害によって記憶が遡ったり、見当識障害によって人物の認識が難しくなると、家族の顔もわからなくなります。

<こんなケースも>
  夫に「おたくはお子さん何人?」と尋ねる
  娘を姉や母だという
  息子に向かって「お父さん」とよびかける

<本人の気持ち>
 「私より年上の人が息子?」

 認知症の人は、過去の記憶の中で生きています。記憶の中で自部の子は小学生なのに、突然、見知らぬ中年の男性から「お母さん」とよばれても、理解できません。「どなたですか」と聞き返すのは当然です。

<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」


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