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立教大学共同研究「学びを支えるプロジェクト」は、新型コロナウイルスの感染拡大と同時に企画され、一斉休校渦中の児童生徒・保護者・教員・NPO法人などの当事者から証言を集め、データ分析により実態把握した
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子どもの話なのですが、実は定年後も同じことが起こります。
新型コロナウイルス感染症対策としての全国一斉休校中「学びを継続できた子」には、(1)生活リズムの維持(2)やるべきことの把握(3)ストレス解消-の3つができていたという共通点がありました。
===== 引用おわり
会社勤めは大変だけれど、
(1)生活リズムが維持される。少なくとも、平日の朝は、定時に出掛けることが多い
(2)やるべきことが把握される。別の言い方をすると、役割や仕事があてがわれる
(3)ストレスもあるが、それなりのストレス解消法(例えば、定時後の酒盛り)がある
これらが定年後に、一気に失われます。失われたものを自分でつくり出さねば、生活が崩れていきます。
私(=藤波)の場合には、
(1)夜更かししても、毎朝6時25分からテレビ体操をして、一定のリズムで朝が始まる
(2)あちこちの団体に首を出していると、書記をしてくれとか、色々やることが増える
(3)仕事は、何があってもせねばならないが、ボランティア活動は、約束したことは守らねばならないが、自発的に始めたのだから、自発的にやめることができる。実際には、止めないのだが、いつでも止められると思っていると、それほどストレスがかからない
一方、休校中の子どもと定年後の高齢者とでは、違うところもあります。子供の場合は、保護者が絡んできて、立ち直ることもあります。しかし、定年後の高齢者には、保護者に当たる人がいないので、自力で這い出さねばなりません。ここが、難しい。
<出典>
『学校が「とまった」日』中原淳監修、田中智輝、村松灯、高崎美佐編著 子供の学びとめないために
【編集者のおすすめ】産経新聞(2021/02/20)
https://www.sankei.com/life/news/210220/lif2102200004-n1.html
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