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輝(ひかる)自動車工業(ヒカル自動車)で高齢者や障害者が使用する福祉車両に改造される。「体が衰えると、座席に乗り込む際に足を上げることができなくなる。回転させれば、お尻から楽に乗ることができる」
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大阪府岸和田市の自動車整備会社が、愛車を高齢者や障害者向けの福祉車両に改造する事業を手掛け、受注を伸ばしている。高齢化に伴って福祉車両のニーズは高まるとみられ、同社は新しい市場に活路を見いだしている。
座席のほか、車いすを収納できるリフト、乗り込む際の段差を小さくする補助ステップなど、顧客の事情に応じた部品を取り付ける。
家族の介護で車を利用するケースだけでなく、高齢者や障害者が運転しやすくなるようにも対応。家族や医療機関などにも相談し、安全性に配慮しながら手動のブレーキレバーなどを設置している。
「体が衰えると、座席に乗り込む際に足を上げることができなくなる。回転させれば、お尻から楽に乗ることができる」
介護施設を運営する知人から「介護の労力を軽減する車はないものか」と相談を受けたのがきっかけだった。
国内の福祉車両は自動車メーカーが生産する既製品が中心で、一部のユーザーからは「使い勝手がよくない」との声もあった。欧米には福祉車両向けの部品を製造・販売する企業が存在することを知った阪田社長は「自動車メーカーにはできない福祉車両をつくろう」と決心。東京の部品輸入会社を通じて、車検の条件に適合した部品をスウェーデン、イタリアから輸入している。
年々注文を伸ばしている。注文は月4台程度で、料金は平均約60万円。現在は売上高全体の約4分の1を占めるまでになったという。
<出典>
愛車 福祉車両に改造します / 高齢化で高まるニーズ 介護労働力軽減
産経新聞(2101/03/06
夕 )
https://special.sankei.com/f/society/article/20210304/0001.html
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