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感情残存の法則: 体験したことをすぐに忘れてしまっても、感情の営みは健常な人と同じ。目に入った光景が残像として残るように、そのときに抱いた感情は相当時間続き、認知症の人の心理や行動に影響を与えます
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===== 引用はじめ
【第4法則】 : まだら症状の法則
正常な部分と認知症として理解すべき部分とが混在する。初期から末期まで通してみられる。常識的な人だったらしないような言動をお年寄りがしているため周囲が混乱しているときには「認知症問題」が発生しているのだから、その原因になった言動は「認知症の症状」であるととらえる。
【第5法則】 : 感情残像の法則
言ったり、聞いたり、行ったことはすぐ忘れる(記銘力低下の特徴)が、感情は残像のように残る。理性の世界から感情の世界へ。
a. ほめる、感謝する
b. 同情(相づちをうつ)
c. 共感(「よかったね」を付け加える)
d. 謝る、事実でなくても認める、嘘をつく(悪役を演じる俳優の気持ちで)
【第6法則】 : こだわりの法則
ひとつのことにいつまでもこだわり続ける。説得や否定はこだわりを強めるのみ。本人が安心できるようにもってゆくことが大切
a.そのままにしておく
b. 第三者に登場してもらう
c. 場面転換をする
d. 地域の協力理解を得る
e. 一手だけ先手を打つ
f. お年寄りの過去を知る
g. 長期間は続かないと割り切る
===== 引用おわり
https://www.alzheimer.or.jp/?page_id=2228
<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」
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