2021年3月28日日曜日

(K1427)  神戸・銭湯フォーカスプロジェクト <見守り>

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「銭湯フォーカスプロジェクト」。狙いは、銭湯の活性化と高齢常連客らへの見守り強化。神戸市浴場組合連合会の丸岡伸年会長(65)は「銭湯独特のつながりや温かさを多くの人に感じてもらいたい」と期待している

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 年々減少している銭湯の現状を危惧し、神戸市内の銭湯経営者でつくる市浴場組合連合会などは、銭湯の活性化を目指す「神戸・銭湯フォーカスプロジェクト」を始めた。(1)風呂グッズを詰めた特製ガチャを設置するほか、(2)銭湯を訪れる高齢常連客らへの見守りを強化する。

 

(1)  風呂グッズを詰めた特製ガチャを設置する

 今回のプロジェクトでは、神戸市兵庫区の「たちばな湯」の店前に28日まで試験的にガチャガチャ(1300)を設置。カプセルにはシャンプーなどの風呂グッズと近隣の和菓子屋やカレー屋、他の銭湯の割引券が入っており、周辺一帯の活性化につなげる狙い。銭湯アンバサダーとして神戸拠点の男性音楽ユニット「サーカスフォーカス」も就任し、今後銭湯でのライブを開催したいとしている。

 

(2)  銭湯を訪れる高齢常連客らへの見守りを強化する

 また、銭湯を通じた地域コミュニティーのつながりを生かし、高齢の常連客への見守りを強化する。会話がかみ合わなかったり、様子がおぼつかなかったりと、普段と様子が違う高齢者がいれば、常連客仲間や店側が「市あんしんすこやかセンター」に連絡、社会福祉士や保健師などが駆けつけるもの。積極的に通報を促すことで、重症化や孤独死などの防止につながるという。

 

<出典>

衰退する銭湯 盛り上げ

産経新聞(2021/03/12)


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