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「(家族と面会できず)2週間も声を発していなかった入居者がパソコンの画面を通じてお孫さんと面会し、涙を流していました」。介護現場で働いている相談員から、タダカヨ代表に届いた感謝のメッセージだ
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お金をかけずにより良い介護へ-。こんなキャッチフレーズを掲げ、介護現場でのICT(情報通信技術)普及に取り組むNPO法人がある。その名も「タダカヨ」(東京)。家族との面会や落語会などの娯楽をオンラインで提供し、介護現場における人手不足やサービスの質向上につなげる。新型コロナウイルス下でのニーズとも合致し、同種のサービスは広がりそうだ。
「(家族と面会できず)2週間も声を発していなかった入居者がパソコンの画面を通じてお孫さんと面会し、涙を流していました」。介護現場で働いている相談員から、タダカヨ代表の佐藤拡史(ひろし)さん(40)のもとに届いた感謝のメッセージだ。
タダカヨではNPO設立前の昨年3月ごろ、介護従事者や施設入居者の家族らを対象に、オンライン面会に関する簡易マニュアルの無料公開を始めた。現在は、オンライン会議サービス「Zoom(ズーム)」やビジネス用チャットアプリ「LINE WORKS(ラインワークス)」などのマニュアルを中心に公開している。
実際の操作画面の画像に、分かりやすい説明文を付けたPDFファイルが好評で、総ダウンロード数は1万件を超えたという。
※ (K1422)に続く予定
<出典>
産経新聞(2021/03/16
夕 )
https://www.sankei.com/premium/news/210311/prm2103110001-n1.html
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