☆☆
子供の独立や配偶者との死別などを機にペットを飼う高齢者は多く、後に世話ができなくなった犬や猫を預かる譲受飼養業が急増。2013年には20施設だった登録件数は、20年4月時点で19倍近くに膨れあがった
☆☆
高齢や病気などで日常生活が難しくなった犬を、飼い主に代わって介護する有料の「老犬ホーム」のニーズが高まっている。ペットを飼う高齢者が増える中、飼い主が亡くなったり、「老々介護」で疲弊したりして行き場を失うペットも。ホーム運営者側は「ペットや自身の老後を考えた上で、飼う決断をしてほしい」と呼び掛ける。
広い一軒家でのんびり暮らす、寝たきりや認知症の犬約10匹。「介護に疲れ、泣きながら助けを求めてくる飼い主さんもいます」。福岡県古賀市の老犬介護ホーム「アスル」(*)の小野洋子代表(47)が打ち明ける。アスルでは介護度の高い老犬を中心に受け入れ、最期まで手厚くケアする。
自宅での介護を支える取り組みも進む。愛知県あま市の「シニアドッグケアホームこころ」(*)では長期の預かりに加え、体調が悪くて施設に通えないペットを訪問介護でサポートしている。寝たきりの大型犬の体位変換や散歩、獣医師の承諾を得た上で、手術後の投薬や消毒などにも対応する。
一般社団法人「老犬ホーム協会」(*)(熊本県菊池市)の緒方心代表理事(44)は「もしもの時に備え、日頃から相談先の確保や医療費の準備を進める必要がある」と強調。業界内のルールがまだ整っていないため、サービスの質に大きな差があるとして「預ける前に施設を見学し、介護方針などをしっかり確認してほしい」と訴える。
https://www.roukenhome.or.jp/rha/
<出典>
「老犬ホーム」高まる需要
産経新聞(2021/03/02)
WEB東奥
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/481683
0 件のコメント:
コメントを投稿