【 高齢者の食生活 ・低栄養】 新型コロナウイルス の感染拡大で外出を控える日々。 献立 を考えるのにも疲れ、だんだんと食事 が面倒に…。買い物に行きづらく、食事を作るのも大変だと次第に食べなくなり、低栄養状態に陥るリスクもある。
新型コロナ禍で多くの高齢者が「地域の高齢者サロンや訪問介護の利用を控えるなど、他者とつながりを持つ機会が減り、自宅に閉じ籠もりがちになっている」
特に独居や夫婦のみの世帯の場合、「買い物に行きづらく、食事を作るのも大変だと次第に食べなくなり、低栄養状態に陥るリスクもある」という。
一般的に、高齢者が体調を崩すと、若者よりも体へのダメージが大きく、回復も遅い。低栄養状態ではなおさらで、「ADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)の低下につながる」
低栄養による体調不良を防ぎ、気持ちを安定させるためにも、毎日の食事は重要だ。だが、料理が得意でも足腰が弱ると手間をかけた調理は負担になる。無理をして作って失敗し、食への意欲がそがれてしまうケースもあるという。
そんな高齢者の食生活の味方になるのが、冷凍食品などの活用だ。中村さん(*)は「冷凍食品・市販品・レトルト・缶詰をフル活用 70歳からのらくらく家ごはん」(女子栄養大学出版部)を著し、「上手に取り入れて、自分の食べたいものを簡単に用意してほしい」と、積極的な活用をすすめる。
(*)在宅医療を受ける高齢者の訪問栄養指導に長年携わる名寄市立大(北海道)の中村育子准教授(臨床栄養)
<出典>
コロナ禍…冷凍食品でひと工夫 高齢者の食生活の味方に
産経新聞(2021/05/18)
https://www.sankei.com/life/news/210519/lif2105190007-n1.html
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