2021年6月7日月曜日

(K1498)  「 認知症の語り 」(006)

【 認知症 ・ 語り 】 施設に入る 日、母に一緒に暮らせないことを説明し、 写真 を撮った。写真の母は 決死の覚悟 の顔をしていた。分類:【介護者11】【 介護の実際と社会資源の活用 】【 施設入所を決める 】【 入所時の本人の様子 】


 「施設に入ろうね」って説明はいつもしていたんです。「このままだとお母さんもまたけがするかもしれないし、私も(会いに)しょっちゅう行くから」って。もう(私の言っていることが)わかるとか、わかんないとか関係なく、ちゃんと言ったんです。「本当はそういうふうにしたくないんだけど、これ以上ふたりだけでやっていくのは無理だと思うから」って言ったんですよ。「ごめんね」って。

 その朝、写真を撮ったんだけど、後から見返したら、母はすごい決死の覚悟の顔してますもんね。…

 行って中に入ったら、向こうから(施設の方)も出てきてくれて。そしたら、(母が)いきなり自分から「よろしくお願いします」って挨拶して、すんなりいきました。「ああ、ちゃんとわかってるんだな」って思いましたね。

 

https://www.dipex-j.org/dementia/topic/resource/kimeru/496.html

動画があります。

 

前回は、

(K1491) 「 認知症の語り 」(0005)

http://kagayakiken.blogspot.com/2021/05/k1491-0005.html

 

<出典>

「認知症の語り(199)」、NPO法人健康と病の語りディベックス・ジャパン

https://www.dipex-j.org/dementia/




 

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