【介護職・議員】平成12年度に始まった 介護保険 はまだ歴史が浅く、 職能団体 の 組織率 は低い。組織内で国会議員を擁する 日本医師会 や 日本看護協会 など、同じ 社会保障 分野である医療の団体に比べると、議員もわずかだ。
介護職よ、議員を目指せ―。現役のケアマネジャーやヘルパーとして働く超党派の地方議員5人がそう呼び掛ける活動をしている。
医療界に比べて政治力や発言力が弱いため、自分たちの代表を地方議会と国会に送り込み、現場の声を反映した政策や賃金アップにつなげようという狙いだ。
平成12年度に始まった介護保険はまだ歴史が浅く、職能団体の組織率は低い。組織内で国会議員を擁する日本医師会や日本看護協会など、同じ社会保障分野である医療の団体に比べると、議員もわずかだ。
5人が共著で「介護職よ、地方議員を目指せ!」(仮題)という本を年内にも出版する予定。
・
宮崎直樹市議(44)=無所属=。千葉県船橋市。ケアマネ。「皆さん、はっきり言って私たちは国からナメられてます」。「自分たちの仕事は正当な評価を受けていない」
・
山口大輔市議(46)=国民民主=。香川県東かがわ市。ケアマネ。「いちケアマネでは声を上げても行政に届かない。だったら」
・
前田麗子市議(48)=自民=。愛知県岡崎市。ケアマネ。「市政の中で介護の専門家としての意見を直接届けられ、情報も集まるようになった」
・
梅田みつよ町議(49)=無所属で自民党籍=。岐阜県白川町。ケアマネ。「高齢化が進む地方だからこそ、私たちの出番」
・
神尾昭央区議(38)=無所属=。江戸川区。障害福祉事業所のヘルパー。「勤務シフトと議会日程が重なると調整が大変だが、障害者が困っていることをすぐに区の幹部に伝え、政策を変えられるメリットは大きい」
<出典>
介護職よ、議員を目指せ!
産経新聞(2021/06/03)
0 件のコメント:
コメントを投稿