【 在宅善哉 ・ 嚥下機能 】 きっと今後は、 嚥下 の学会などで 絶飲食 はやめようという機運が高まってくるとは思うのですが、現状は絶飲食指示が出され、嚥下機能が廃絶し、生き物としての重要な 食べる機能 が失われてしまっています。
ご本人は退院の3日後、誤嚥性肺炎で再入院。さらにその後も誤嚥性肺炎を院内で繰り返したのだそうです。11月半ばに絶飲食となり、そのまま飲むこと食べることが禁じられていました。実際にこの状態では食べればむせる、食べれば肺炎になるのでしょう。
なぜ、治療上、絶飲食にしてしまうのだろうと思うことがあります。実は病院でもなんとか食べられないかとゼリー食なども取り入れてくれていましたが、それでもむせてしまって食事をやめざるを得なかったようです。お薬の内服も困難になり、中止されてしまったほどです。
自分の唾液は嚥下しないといけないものなのだから、せめて飲水などのリハビリを続けてくだされば、ここまで嚥下能力が廃絶することはないのではないかと思うのです。
きっと今後は、嚥下の学会などで絶飲食はやめようという機運が高まってくるとは思うのですが、現状は絶飲食指示が出され、嚥下機能が廃絶し、生き物としての重要な食べる機能が失われてしまっています。
<出典>
「食べること」は大切な機能
【在宅善哉】産経新聞(2021/06/05)
<添付図>
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