2021年7月5日月曜日

(K1527) 病院で絶飲食でも… / 地域に看取り支援スタッフを(1)

 【 看取り ・ 絶飲食 】看取りの段階。ご本人は食べることが大好きで、一口でも食べさせてあげたい。「ご自宅で最期の時間を過ごすという選択肢もあります。自己責任にはなりますが、少し口にしていただくこともできると思います」


 病院では絶飲食でも、看取り段階になると、自宅で最期の時を過ごす選択肢もでてくる。病院では「こっそり食べてもいいよ」というわけにはいかなかない。主治医も無慈悲に絶飲食にしたわけではない。自宅なら、自己責任にはなるが、少し口にしていただくこともできるだろう。

 

===== 引用はじめ

 80代の男性。ペースメーカーが入っており血液透析治療中。嚥下機能が低下し、誤嚥性肺炎を繰り返し、ついには食べることも飲むこともできなくなってしまいました。もう病院では食べること、飲むことは許可されなくなりました。回復は困難であり、看取りの段階にあると主治医は説明をしました。この時、「ご自宅で最期の時間を過ごすという選択肢もあります。その場合、自己責任にはなりますが、少し口にしていただくこともできると思います」と説明してくれたのだったそうです。

 主治医も無慈悲に絶飲食にしたわけではありません。なんとか食べられないかと模索したが、病院ではこっそり食べてもいいよ、というわけにはいかなかったのです。ご家族はご自宅での看取りを決めました。

 ご本人は食べることが大好きで、一口でも食べさせてあげたいが、病院ではそれは難しい。

===== 引用おわり

 

<出典>

尾崎容子、地域に看取り支援スタッフを

【在宅善哉】 産経新聞(2021/06/19)

 

添付図は、

https://www.kokushinkyo.or.jp/Portals/0/kenkyu-happyou/56/%E7%AC%AC56%E5%9B%9E_%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%99%BA%E8%A1%A8009.pdf



0 件のコメント:

コメントを投稿