【 認知力 ・ 量の理論 】モデルの、縦軸は認知力(世界を把握する力)(= 理性力 + 感受力 )、横軸は 時間の経過 。右端は死。 健常 期(上昇期・下降期)、 軽度認知症 期、 認知症 期、 認知症末期 の順を追いながら年を取る
以下に書くのは、オリジナルで、タイトルにある「SF」は、Susumu Fujinamiの略です。
1.
認知症SF第一モデル(量の理論)
1.1. モデルの基本構造
1.1.1.
縦軸は、認知力(世界を把握する力)(=理性力+感受力)
1.1.2.
横軸は、時間の経過。右端は死
1.2. 認知力(世界を把握する力)
1.2.1.
認知力は、理性力と感受力からなる
1.2.1.1. 理性力は、理性(道理に従って判断したり行動したりする能力)で世界を把握する力
1.2.1.2. 感受力は、知覚(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚など)あるいは感情で世界を把握する力
1.2.2.
認知力、理性力、感受力は、量である
1.2.2.1. 理性力は、感受力は、量である。大きくなったり、小さくなったりする
1.2.2.2. 理性力の大きさと感受力の大きさを比較することはできない。ここでは便宜上、両者の合計として認知力を定義するが、モデルの図において、理性力と感受力の大きさの比較は、意味をなさない。各々の時系列上の変化が意味をもつ
1.3. 時間の経過と相変化
1.3.1.
人は一般的には、健常期(上昇期・下降期)、軽度認知症期、認知症期、認知症末期の順を追いながら年を取る。ある人は認知症末期を経て死に至るが、それ以前に死に至る人もいる
1.3.2.
人は、生まれてこの方、認知力を増大させる。健常期(上昇期)
1.3.3.
ある時期から、認知力の増大が終わり、減少が始まる。健常期(下降期)に移行する
1.3.4.
認知力は減少し続け、MCI閾値を下回ると、軽度認知症期に移行する。(注)MCI(Mild Cognitive Impairment)。日常生活が不便になる。支援は必要ない。
1.3.5.
認知力は減少し続け、dementia閾値を下回ると、認知症期に移行する。(注)dementia(認知症)。日常生活に支障をきたす。支援が必要になる。会話は、しだいに困難になる
1.3.6.
理性力は減少し続け、ほぼゼロになると、認知症末期に移行する。会話は、成立しなくなる
続く。
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