2022年2月14日月曜日

(K1703) Z世代が社会を変える(13) Z世代(3) 塗野直透(21)

 【 Z世代 ・ ダサい 】「大量生産大量消費はセンスがない、『ダサい』という感覚が僕らの世代にはある」。そんな若者たちの感覚を、アンケートに基づいたデータや、ときには率直な言葉にして企業の担当者に伝える。


 ラントレ社長  塗野直透(21)

 企業向けにSDGs(持続可能な開発目標)やCSR(企業の社会的責任)事業のサポートを行う「ラントレ」の社長

http://kagayakiken.blogspot.com/2022/01/k1679.html

 

 スウェーデンの環境活動家であるグレタさん2003年生:Z世代)発言に、私は違和感を覚える。小さいときから「地球温暖化はいけないことだ」と当然のように育ってきた世代は、発想から違っているように思う。

 

 三つのポイント

(1)     SDGsやCSR事業のサポートを行う

(2)     建前だけなら逆効果

(3)     エシカルな考え方

 

【展開】

(1)     SDGsやCSR事業のサポートを行う

 近畿大経営学部の3年生ながら、企業向けにSDGs(持続可能な開発目標)CSR(企業の社会的責任)事業のサポートを行う「ラントレ」の社長を務める。

 多くの情報や意見に触れて育ち、環境や人権に高い意識を持つ彼らならではの感覚を「商品」にして起業した。

 「大量生産大量消費はセンスがない、『ダサい』という感覚が僕らの世代にはある」。そんな若者たちの感覚を、アンケートに基づいたデータや、ときには率直な言葉にして企業の担当者に伝える。

 

(2)     建前だけなら逆効果

 「大事なのはどんな社会課題をどうやって解決したいかというビジョン。それがないと今の若者には見透かされる」と塗野さんは言い切る。

 子供のころから地球環境や多様性の問題に触れ、SNS(会員制交流サイト)を通じて意見を交わしあうZ世代にとって、建前だけの社会貢献アピールは逆効果。「『やらないといけない』じゃなくて、『やってたらかっこいい』からする。そういう自然体なもの」なのだという。

 

(3)     エシカルな考え方

 大学のプログラムの一環でカンボジアを訪れた。「路上で物乞いしている小さな子供の姿が昔の寂しかった自分と重なった」。つらい思いをする人を減らす助けができる仕事は何かと考え、行きついたのが「エシカル」だった。

 英語で「倫理的な」という意味があり、法律などのしばりがなくても多くの人が正しいと思っていることを指す。

 「供給側の企業をサポートすればエシカルな考え方をもっと広められる」と思い立ち、20歳の誕生日から約2週間後の令和28月にラントレを設立した。

 

3/大量消費「ダサい」 学生社長の解決ビジョン

https://www.sankei.com/article/20220104-OYFE67QU2RJENISDV2Q72YLJOQ/



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