【 ごみ屋敷 ・ 排除でなく支援 】 ごみ屋敷(ディオゲネス症候群)に対する有効な支援策としては、①〝無意識の求め〟に気付く、②最初に当事者との信頼関係を築くのが大切だ、③心身の健康が危機に陥る前に支援の手を差し伸べてほしい
ごみ屋敷(1) ディオゲネス症候群
ごみ屋敷(2) 都長寿研・井藤佳恵医師が10年調査
ごみ屋敷(3) 排除でなく適切な支援を ←←←←←
【共通の課題】
ごみ屋敷(ディオゲネス症候群)共通の課題は
①セルフネグレクトによる体調と住環境の衛生の悪化、
②支援を拒絶することによる社会的孤立にある
【陥るきっかけ】
井藤さんが知るごみ屋敷(ディオゲネス症候群)該当者は、
①支援を求める煩わしさ、
②迷惑を掛けたくない気持ち、
③自立しているというプライド、
④人間関係のトラブル
など、ささいなきっかけで容易にそうした状況に陥っていた。
【有効な支援策】
①〝無意識の求め〟に気付く
食べ物を買い込んで腐らせる人は、栄養状態に不安があるのかもしれない。傷にタオルを巻き付けているのは、自分で何とかしたいという表れかもしれない。そうした〝無意識の求め〟に気付き、改善を働き掛けたい
②最初に当事者との信頼関係を築くのが大切だ
手始めに、体を伸ばして寝られる場所を確保する、トイレや風呂の扉の前を片付けて利用できるようにするなど、基本の暮らしを取り戻すところから始めてはどうか
③心身の健康が危機に陥る前に支援の手を差し伸べてほしい
<出典>
【タイトル】 ごみ屋敷
排除より支援を ~ 認知症・歩行困難きっかけに孤立
【新聞】 産経新聞(2022/01/17)
【タイトル】 社会的孤立が要因、求められる心身の継続支援 高齢者宅のごみ屋敷化など近所トラブルにつながる「ディオゲネス症候群」
【URL】 https://www.zakzak.co.jp/article/20220207-IFXINRMQLRL2PF55BHAUAYK2NI/
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