安楽死と尊厳死とは違う。
===== 引用はじめ
安楽死とは、患者の要請に基づき、致死薬を飲ませるか注入するかして即死させること。延命治療をやめ、死期を早める「尊厳死」とは異なる。
===== 引用おわり
欧州では、安楽死を容認している国と、容認していない国がある。欧州以外でも容認している国がある。
A) 容認する
① スイスでは、苦痛除去のための自殺幇助は罰しない
② オランダでは、2002年、安楽死法施行。12歳以上が意思表明可能
③ ベルギーでは、02年、オランダに続き法施行。年齢下限なし
④ ルクセンブルグでは、09年に法施行
⑤ カナダ、コロンビアなどが安楽死を合法化
⑥ 米国では、一部の州が州法で容認
B) 容認しない
① 英国では、尊厳死は容認、安楽死は違法
② フランスでは、05年、延命治療停止の「尊厳死」を合法化。安楽死は違法
③ スペインでは、6月、首相が法制定を目指す方針を表明
特に、スイスでハードルが低い。
===== 引用はじめ
欧州では、ベルギーとルクセンブルクも安楽死法を制定。スイスは刑法で自殺幇助を免責しており、医療手続きが不要なため、「安楽死ツーリスト」が各国から集まる。===== 引用おわり
===== 引用はじめ
今年5月、104歳のオーストラリア人科学者デビッド・グドールさんが安楽死するためスイスに渡航した「事件」が世界的注目を浴びた。…
グドールさんは102歳で大学から退職勧告を受け、「人生に生きる価値がない」と訴えてきた。
===== 引用おわり
「退職勧告を受け、人生に生きる価値がないから、安楽死する」。
認める・認めない以前に、なんとも寂しい。こちらの方が、気にかかる。
<出典>
三井美奈、安楽死 揺れるオランダ【特派員発】 産経新聞(2018/07/20)
安楽死どこまで 認知症・老いの孤独…広がる「死の権利」要求 オランダ・三井美奈
https://www.sankei.com/world/news/180722/wor1807220001-n1.html
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