2018年8月27日月曜日

(K0483)  死者ホテル/寝台車で思い出の地巡り <葬式>

 
===== 引用はじめ
 日本で昨年1年間に亡くなった人は134万人。2000年には100万人に満たなかったが年々増え続け、2040年には167万人になると推計されている。問題になっているのが火葬場の「待ち日数」だ。都市部では3、4日待ちは当たり前となり、需要の多い正午前後の火葬を希望すると、もっと長く待つことも。この「待ち」をいかに過ごすかが今、注目されている。
===== 引用おわり
 

 「待ち日数」を有効利用できるようなサービスがある。

(a) 「死者ホテル」 ラステル新横浜
(b) 「故郷に帰ろう」(寝台車で思い出の地巡り) 株式会社花葬

(*) 御参考: 待ち行列
 
 

【展開】

(a) 「死者ホテル」 ラステル新横浜

===== 引用はじめ
 出棺まで故人に24時間いつでも会える施設になっている。「ラステル」というネーミングは「ラスト(最後)のホテル」からつけられた。「ラステル」の部屋は2タイプある。
 ひとつは20体の遺体を安置できる部屋の隣に「面会室」が設けられ、遺族らが面会を希望すると、電動式で棺が出てくるタイプ。
 もうひとつは8畳ほどの個室タイプ。中の棺が見えるようにした遺体保存専用の冷蔵庫「冷柩庫」などの保管設備が設置され、脇にソファも置かれるなど、故人とともに最後の時間を心ゆくまで過ごすことができる。
===== 引用おわり
 
 
(b) 「故郷に帰ろう」(寝台車で思い出の地巡り) 株式会社花葬

===== 引用はじめ
 待ち日数を活用して、故人と家族らが1台の車(寝台車)で、故人のゆかりの地などをめぐるサービス「故郷に帰ろう」を始めた。地方から出てきて川崎で暮らした故人が、最後に故郷に戻ったり、思い出の友場所を訪ねたりすることを想定している。
===== 引用おわり
 

(*) 御参考: 待ち行列

 需要数(火葬をしてください)が供給数(火葬を引き受けます)を上回ると、「待ち日数」が発生する。
 トータルとして、そうなら、(需要数-供給数)[件/日]が毎日累積でどんどん溜まってしまうので、大変なことになってしまう。おそらくトータルとしては足りるが、
  希望する日に火葬してほしい
  希望する時間帯に火葬してほしい
  希望する場所(遠くないところ)で火葬してほしい
の条件にこだわると、予約待ちになってしまうのだろう。
 友引でもいいとか、夜になってもいいとか、隣の県でもいいとか、妥協する人が現れて、累積されたものを調整していくのだろう。
 


<出典>
死者ホテル/寝台車で思い出の地巡り
産経新聞(2018/08/15)
 
死者のホテル 火葬までの時間を家族とともに
https://www.sankei.com/life/news/180727/lif1807270003-n1.html
「死者ホテル」の写真は、このサイトから。
 
「故郷に帰ろう」の写真は、次のサイトから
https://hanasou-sougi.co.jp/return_hometown/



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