現役のときの時間と、引退してからの時間は、違うものだと考える方がよい。「無駄なことはしない」という信条は、捨てるとよい。そうすると、時間が価値を生み出す。
===== 引用はじめ
(まとめ買いする)高齢者に「お忙しいですか」と尋ねると「特に用事もなく家でテレビをボーとみている」と言います。暇で退屈しているという人には毎日必要な分だけを買いに出かけたらどうでしょうと提案しています。
===== 引用おわり
提案は、さらに過激になる。
===== 引用はじめ
… おやつやアルコールをまとめ買いすると、過食や依存の温床にもなりかねません。
私は本気でダイエットしようと思うなら冷蔵庫のスイッチを切りなさいと勧めています。家に食べ物を極力少なくすると、おなかが減れば買い物に行って足腰が鍛えられ、あまり空腹でもなかったら我慢するでしょう。
===== 引用おわり
突飛な提案だが、妙に説得力がある。
===== 引用はじめ
忙しい若者にとって便利なことはありがたいでしょうが、その便利さが、時間に余裕のある高齢者の健康を蝕んでいる可能性があります。高齢になれば便利さを追求せずに、少し手間のかかる、不便な生活に挑戦してみれば健康になるかもしれません。
===== 引用おわり
意義あることに時間を使おうとこだわると動けなくなる。動けば時間が価値を生むことがある。
===== 引用はじめ
そして毎日見慣れた商店街やスーパーマーケットでもよく観察すると新たな発見があって、脳が活性化されることでしょう。
===== 引用おわり
<出典>
石蔵文信、毎日必要な分だけ買い物を【山あり谷あり】 産経新聞(2018/07/25)
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