2018年8月28日火曜日

(K0485)  携帯電話やスマホを持つ高齢者が認知症になったとき <脳の健康>

 
携帯電話やスマホを持つ高齢者が認知症になったとき

(1)  どのような困ったことが起こるのか
(2)  何故、困ったことが起こるのか
(3)  失敗する対応
(4)  では、どう対応すればよいか
 

【展開】

(1)  どのような困ったことが起こるのか

===== 引用はじめ
 A子さん、80歳、夫と二人暮らし。今年4月にアルツハイマー病と診断され、デイサービスを利用中です。最近、頻繁に娘さんに電話をかけてくるようになりました。10分間に10回もかかってきたことがあります。
 … 娘さんにすれば、週2回も実家に行って何かと世話をしているのだから、その時に言ってよとイライラするそうで、「神経がおかしくなりそう」と言います。
===== 引用おわり
 

(2)  何故、困ったことが起こるのか

===== 引用はじめ
 認知症の人は何か気になることがあると、どんどん不安が膨らむようで、そのために信頼できる人に電話をするのですが、かけたことを忘れるのでまたかけるの繰り返しになります。
===== 引用おわり
 

(3)  失敗する対応

===== 引用はじめ
 A子さんに「かけないで」と言っても聞いてもらえないでしょうし、携帯電話を取り上げるのもよくありません。
===== 引用おわり
 

(4)  では、どう対応すればよいか

===== 引用はじめ
 この場合は、娘さんのスマートフォンをマナーモードにして電話に気づかないようにし、イライラすることを防ぐ。そのうえで、娘さんが都合の良い時に、「さっきの電話の用事は何?」とこちらから電話をかけてあげるという方法をとります。
===== 引用おわり
 

<出典>
スマホをめぐる困りごと
【高見国生の認知症だより (38)】  産経新聞(2018/08/15)

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