===== 引用はじめ
東京都健康長寿医療センター研究所の藤原佳典研究部長の研究グループは、日常の生活に問題のない健康な高齢者であっても、社会的な孤立と閉じこもり傾向が重積している者では6年後の死亡率が、どちらも該当しない者に比べて2.2倍高まることを明らかにしました。
===== 引用おわり
定義は、次の通り
・ 社会的孤立の定義は、同居家族以外との対面および非対面(電話やメールなど)のコミュニケーション頻度が両者を合わせても週1回未満の者
(「社会的孤立状態」:一致した定義は確立されていないが、ここでは社会的孤立を他者との接触頻度に基づく客観的な状態から定義し、主観的な状態である孤独感あるいは孤立感とは区別)
・ 閉じこもり傾向の定義は、普段の外出する頻度(買い物、散歩、通院など)が2~3日に1回程度以下の者(すなわち1日1回未満)
なお、
・ 研究参加者は、公共交通機関の使用や日常品の買い物、食事の用意などの日常生活動作に問題のない健康な方
その他注目すべきは、次の2点
・ 社会的孤立と閉じこもり傾向の両者が重積している高齢者では、社会的孤立か閉じこもり傾向どちらか一方のみに該当する者より死亡率が顕著に高くなることが分かりました
・ 完全に閉じこもりになる前の、閉じこもり傾向(外出頻度が1日1回未満)の状態でも健康に悪影響を及ぼすと分かりました
<出典>
高齢者は交流も外出も大事産経新聞(2018/09/19)
高齢期の社会的孤立と閉じこもり傾向による死亡リスクが約2倍であることを発見
https://www.tmghig.jp/research/release/2018/0727.html
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