2018年10月18日木曜日

(K0536) 「コーマ」の「ラク~にはけるソックス」(税込み1620円)。<自立><高齢者向け商品>

 
 なんとも商品広告のようなタイトルになってしまったが、興味深い。
 
 開発のきっかけは、「『靴下くらい自分で履きたい』と思う人もいる。そうした方々の力になりたかった」。 … これが大切だと思う。
 
 「自分のことは自分でしよう」という意欲を失わないことは、とても大切で、それをサポートしてくれそうな商品だと、私は注目した。
 

(1)  困りごとは何か
(2)  どのような商品か
(3)  評判は、どうか
(4)  売れ行きはどうか
(5)  どのような会社が開発したか
(6)  その会社には、どのような技術力があるか
(7)  コスト競争力だけでは生き延びられない
 

【展開】
 
(1)  困りごとは何か

===== 引用はじめ
 高齢で身体が硬くなるなどさまざまな理由で「靴下をはくのに時間がかかってしまう」 … 。なかには、靴下をはくだけで30分もかかる女性もいたという。
===== 引用おわり
 

(2)  どのような商品か

===== 引用はじめ
 小さなスリッパのような形状で底は平たく、足を入れる部分が三角形に開いているのが特徴だ。履き口を開いて床に置き、ベッドや椅子に座ったままでも、かかとに付けられた「指掛け部分」を指で引くと簡単にはける。
===== 引用おわり
 

(3)  評判は、どうか

===== 引用はじめ
 数年前に右股関節を手術。このため、右脚は前屈みの姿勢を取るのが難しくなった。だが、「ラク~に」をはいてみると「この靴下は、とてもはきやすい。いままでは前屈みになるのは難しいため、(同居する)娘に靴下をはかせてもらうこともあった。もっと早く知っていれば」と笑顔を見せた。

 今では高齢者以外にも妊婦さんなどにも広まっているといい、前屈みになるのが難しい人たちも愛用しているという。
===== 引用おわり
 

(4)  売れ行きはどうか

===== 引用はじめ
 販売を始めた今年3月以降、9月下旬の段階で約7400足が売れており、人気も上々だという。
===== 引用おわり
 

(5)  どのような会社が開発したか

===== 引用はじめ
 大阪府松原市は、河内木綿の産地だった。そんな地の利を生かしつつ、同社は吉村さんの祖父が大正11年に綿を使った靴下工場として出発。その後、昭和40年代半ばごろからは、相手先ブランドの発注を受けての生産(OEM)がほとんどを占めるように。だが、中国製の靴下による価格破壊などに何とか対抗しようと、吉村さんは新たな自社ブランドを立ち上げることを決意した。
===== 引用おわり
 

(6)  その会社には、どのような技術力があるか

===== 引用はじめ
 同社の売りは高い技術力だ。土踏まずやくるぶしの位置などを立体的に捉えて足にフィットする「3D SOX」を開発し、アスリート、スポーツ愛好家向けの高機能靴下を売り出した。
===== 引用おわり
 

(7)  コスト競争力だけでは生き延びられない

===== 引用はじめ
 安価な輸入品の台頭。国内企業の海外移転なども進み、国内の企業の生き残りは年々厳しくなっているという。
 同協会(*)の調査によると、一般的な靴下の輸入品浸透率は28年、29年でともに同じ88・5%を占めるまでに。国内供給量では29年ではパンティーストッキングなどを含む靴下全体の数量は15億7460万足だが、輸入品はこのうち8割以上の13億638万足に及ぶ。
===== 引用おわり
(*)日本靴下協会(東京都中央区)
 


<出典>
靴下 ラク~にはいて / 老舗メーカー 高齢者の悩み解決
産経新聞(2018/10/17 夕刊)
 
【関西の議論】高齢者も楽々はける靴下、大阪の老舗メーカーの挑戦
https://www.sankei.com/west/news/180928/wst1809280007-n1.html

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