2018年10月29日月曜日

(K0546)  深刻な人手不足(国の動向・仕組みと意味) <少子高齢化>

 
1.   外国人の大規模受け入れに向かいはじめた
2.   新たな制度:「特定技能1号」「特定技能2号」

3.   単純労力の解禁
4.   永住権まで認める道を開く

5.   政策の大転換
6.   危うさ、慎重論
7.   急ぐ背景
 
 
【展開】

 
1.   外国人の大規模受け入れに向かいはじめた

===== 引用はじめ
 安倍晋三政権が外国人の大規模受け入れに向けて、政策の舵(かじ)を大きく切り始めた。新たな在留資格の創設を柱とする関連法案を、今秋の臨時国会で成立させる構えだ。
===== 引用おわり
 

2.   新たな制度:「特定技能1号」「特定技能2号」

===== 引用はじめ
 一定の日本語能力と技能を持つ人を「特定技能1号」とする。
 1号のうち難しい日本語と熟練した技能を身に付けた人は「特定技能2号」に移行できるようにする。
===== 引用おわり
 

3.   単純労力の解禁

===== 引用はじめ
 「特定技能1号」は就労を可能とする。これにより、これまで認めてこなかった単純労働に道が開かれる。
 最も懸念されるのは、政府が各業界からの要請を聞き入れ、在留資格の対象職種を次々に拡大しようとしている点だ。当初は「当面は農業、介護、建設、宿泊、造船の5分野とし、2025年頃までに50万人超を目指す」としていたが、いまや3倍近くの分野が候補に挙がっている。
===== 引用おわり
 

4.   永住権まで認める道を開く

===== 引用はじめ
 1号の滞在期間は最長5年で、家族の帯同は許さない。
 2号には定期的な審査はあるものの、家族の帯同を含めた事実上の永住を認める。
 多産文化の国から来た人が永住権を持つとなれば、母国から大人数の家族を呼び寄せるケースも想定される。
===== 引用おわり
 

5.   政策の大転換

===== 引用はじめ
 単純労働の解禁だけでも方針の大転換だが、永住権まで認める道を開くということは、この国の形を根本から変え得る可能性すらある。
===== 引用おわり
 

6.   危うさ、慎重論

===== 引用はじめ
 こんな政策の大転換を、多くの国民が十分理解しないまま矢継ぎ早に決めてしまう姿勢に“危うさ”を感じる人も少なくないだろう。与党内にも慎重論が出ている。
===== 引用おわり
 

7.   急ぐ背景

===== 引用はじめ
 安倍政権が外国人労働者の受け入れ拡大を急ぐ背景には、少子高齢化に伴う恒常的な人手不足への懸念がある。菅義偉官房長官は「即戦力となる外国人材を幅広く受け入れる仕組みをつくることが急務だ」と説明している。
===== 引用おわり
 


<出典>
外国人労働者の拡大、本当に日本は救われるのか
河合雅司、【日曜講座 少子高齢時代】、産経新聞(2018/10/21)
 
【日曜講座 少子高齢時代】外国人労働者の拡大、本当に日本は救われるのか 論説委員・河合雅司
https://www.sankei.com/column/news/181021/clm1810210007-n1.html
 
 
添付図は、以下より転載
https://visa.yokozeki.net/tokutei-ginou/



御参考

技能・人文知識・国際業務
https://visa.yokozeki.net/gi-jin-koku/

技能
https://visa.yokozeki.net/ginou-visa/

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