2019年4月17日水曜日

(K0714)  ウッズの復活 人は再チャレンジできる <定年後>

 
 定年後の生き方を定年前の生き方とどう関係づけるか。基本的に継続するか、根本的に変えるか、大きく分けると二つある。
 
 どちらでなければならないということはない。それぞれの人生だ。ただ、「基本的に継続する」といっても、それでも、かなり変えねばならないだろう。
 
 仕事を終えると人間関係が一変し、お金の流れも変わる。新しい社会は、働いていたときとは違うルールで動いている。そのうち、体力も、気力も、脳力も衰えてくする。それらを前提として生き方を変えていけば、また大きな花を咲かせるのも可能だと思っている。タイガー・ウッズが希望を見せてくれた。
 


 タイガー・ウッズが復活した。

===== 引用はじめ
 ゴルフの祭典、マスターズで米国のタイガー・ウッズが復活の逆転優勝を果たした。実に14年ぶりの大会制覇、メジャートーナメントでも11年ぶりの優勝だ。
 これほど長いブランクを経ての完全復活劇は、世界のトップスポーツにおいても極めて希有(けう)な例だろう。
===== 引用おわり
 

 どん底まで落ちた。

===== 引用はじめ
 2008年にメジャーの全米オープンを制した翌年、不倫騒動などのスキャンダルが噴出して多くのスポンサーを失い、豪快なスイングで負担をかけた膝や腰の故障が追い打ちをかけた。度重なる手術で一時は歩行もままならぬほどとなり、17年には薬物を服用しての運転で逮捕された。
===== 引用おわり
 

 昔のウッズが、そのまま帰ってきたわけではない。

===== 引用はじめ
 最終日最終組で優勝を争ったイタリアのフランチェスコ・モリナリには、しばしばドライバーの飛距離で置いていかれた。だがウッズは「飛距離も必要だが、それ以上に攻め方の知識が重要だ。僕はそれをよく知っている」と冷静にモリナリを追い、抜き去った。
===== 引用おわり
 

 教訓

===== 引用はじめ
 人は蘇(よみがえ)ることができる。
 ただしかつての姿を追うのではなく、何者かに変身しなくてはならない。これがウッズから受け取る、あらゆる分野に通じる教訓かもしれない。
===== 引用おわり
 

<出典>
ウッズの復活 人は再チャレンジできる
【主張】 産経新聞(2019/05/16)
 
【主張】ウッズの復活 人は再チャレンジできる
https://www.sankei.com/sports/news/190416/spo1904160001-n1.html


 

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