2019年8月8日木曜日

(K0829)  シャープが介護関連ビジネスに参入 <高齢者向け製品>

 
 シャープは、介護関連ビジネスに参入し、施設向けに高齢者の生活機能訓練システムを販売すると発表した。

(1)  システムではタッチディスプレーによる「塗り絵」など20種類のゲームを活用した訓練を行うほか、
(2)  訓練計画の作成や記録・管理も自動で実施。

 人手不足が深刻化する介護現場の業務効率化につながるという。
 

 老人ホームでアクティビティーをすると、女性の参加は多いが男性の参加が少ないことが多いようです。「とりとめのないおしゃべり」や「グー・チョキ(チー)・パー体操」に入れない(入らない)男性でも、ゲームなら参加するかもしれません。並行遊び(あるいは順番待ち)になるだろうが、話題のない男性にとっては、話をするきっかけになるかもしれません。ただ、女性はあまり使わないのではないかと気がかりです。
  


 高齢者施設としてのメリットは、

(1)  高齢者に適切な生活訓練が実施されることが期待できる

(2)  訓練計画の作成や記録・管理も自動で実施。人手不足が深刻化する介護現場の業務効率化につながる

などが考えられます。
 

 そのための投資は「システムをフルセットで契約した場合、利用者30人で年約50万円となる」。資格なし(4.6年)の介護職の月収約25万円の2カ月分です。あるいは、年間で見ると(1/6)人分になります。つまり、(1/6)人分の人件費が削減できれば出費をカバーでき、後はメリットとして残ります。 高いのか? 安いのか?
 

 システムは「頭の健康管理サービス」と名付け、8月以降に提供。まずはデイサービスを展開する全国の通所施設の約5%にあたる2800施設への販売を目指す。 … 目標達成できるといいですね。


<出典>
シャープ、介護参入 
産経新聞(201907/18)
シャープ、介護関連事業に参入 施設の業務効率化を支援
https://www.sankei.com/west/news/190717/wst1907170030-n1.html


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