2019年8月18日日曜日

(K0840) 「介護労働における老々介護」が普及 <介護>

 
 先に、次のように書きました。

===== 引用はじめ
 大きな流れとして、「(1)介護労働における老々介護」が普及し、改善され、その成果(老々介護をサポートするハードウエアとソフトウエア)が、「(2)家庭内における老々介護」に応用されていく、というのが望ましい姿ではないでしょうか。
===== 引用おわり
(K0836)  老々介護の要件。家庭内介護と介護労働 <介護>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/08/k0836.html
 

 「介護労働における老々介護」が普及してきているようです。
 
===== 引用はじめ
 介護現場で働く人のうち60歳以上が全体の21.6%を占めたとの2018年度の調査結果を、公益財団法人「介護労働安定センター」が14日までに公表した。7年連続の増加で、65歳以上に限ると12.2%だった。
===== 引用おわり
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48537270U9A810C1CR0000/
元のデータは、
http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/2019_chousa_kekka.pdf
 
 「介護現場で働く人のうち60歳以上の割合」が7年連続で増加する様子は、添付図の左側でわかります。右側は「訪問介護員のうち60歳以上の割合」(おそらく3年前のデータ)で、同じような動きをしています。これは、採用における需給両方のニーズによるようです。即ち、「介護現場は人手不足に直面しているが、その中でも退職後の高齢者がセカンドキャリアとしての職場に選んでいることが割合増加の背景にあるとみられる。」
 
 
 介護現場での経験は、ゆくゆく家庭内介護が必要になってきたとき役立つはずです。老々介護(元気な高齢者が介護を必要とする高齢者を介護する)の経験を、自分自身の為に、あるいは他者の為にどのように役立てていくかは、今後の大切なテーマだと思います。

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