尾崎容子院長(おかやま在宅クリニック)は、看取りの怖さについて、次のように書いています。
(1) 私はご遺体にお出会いするときは実はちょっと怖いと感じます
(2) しかし、看取りの過程は怖いとは感じません
介護職にも知識が大切と言います。
(1) 経験のない方にとってはちょっとではなく、とっても怖いんじゃないかな、と想像します。経験なく知識もなく対応の仕方もわからないままにいきなり人の死に向き合わせられ、それが積み重なり「こんな人が死ぬばかりの仕事、嫌だ」と離職につながるのではないかと懸念しています
(2) でも、知識をもち、対応の仕方を知り、死に向かう方に満足していただき、亡くなりゆく方から最高の笑顔をいただくことができたならば、「人生の宝物になる経験」になるのではないかと思うのです。
「看取りの仕事」
亡くなりゆくのをともに歩むことは怖いことではなく、大切な時間をともにする大変ながらも寂しいながらも私にとって心が満たされるよい仕事です。
「看取り勉強会」
教育によって知識を身に付けること、知識があることで困った状況を適切に処理できること、それにより、介護職を困らせていた人が喜んでくれること、それを成長と自分自身が感じられること
「好ましい職場」
知識があることで困難にうまく対処でき、成長を感じられる職場であれば、後輩にも適切に処理する方法を教えてあげ成功体験を積ませてあげられることでしょう。
<出典>
尾崎容子、看取りは人生の宝物になる経験【在宅善哉】 産経新聞(2019/08/15)
添付図は、
http://okhomeclinic.com/message/index.html
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