2019年8月28日水曜日

(K0850)  望ましい死に方としての「老衰死」 <臨死期>

 
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健康寿命を長くしたいが、急死はしたくない。「老衰死」が良い。最後は人のご厄介になるが、元気なうちに前払いしておけばよい(人助けをしておく)。余計な延命処置をしなければ、それほど長くなることはなかろう
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 「ピンピンコロリ」願望が根強いようだ。「ピンピン」は良いが、「コロリ」は急死であり、周囲の人に「さようなら」と挨拶できないし、自分のやりたいことも中途半端で放り出すことになり、嫌だ。では、何が良いかと言うと「老衰死」が良い。
 
 老衰死とは「他の病気がなくて、加齢が原因での死亡」である。厚労省の『死亡診断書記入マニュアル』では「高齢者で他の記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死の場合のみ用います」とされている。
 
 老衰死できる可能性が高まった。添付図によれば、死因として「悪性新生物(腫瘍)」の1位と「心疾患(高血圧性を除く)」の2位は揺るがないが、「脳血管疾患」「肺炎」「老衰」が混戦になっている。勢いから見て、今後は「老衰」の3位も揺るがないものになっていくだろう。
 
 健康に気をつけ、怪我しないよう、事故に遭わないようにして、「老衰死」より早く死なないよう努める。余計な延命処置をして「老衰死」より長く生きるのは、遠慮したい。
 

<出典>
赤丸急上昇中の「老衰死」 / 望ましい死に方
Dr仲野の私家版養生訓】 産経新聞(2019/08/06)
 
日本の三大死因、最新順位(2019年版)
https://womanslabo.com/news-20170405-1

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