2019年8月29日木曜日

(K0851) 「老衰死」より「天命を全うする」 <臨死期>

 
☆☆☆☆☆
「天寿を全うする」という言葉があるが、私は「天命を全うする」が良い。ここで「天命」は、「天から人間に与えられた、一生をかけてやり遂げなければならない命令」のこと。天命をやりお終えてから死にたい
☆☆☆☆☆
 

 「老衰死」は身体のことで、生物としての死。人の死は、それだけではないだろう。自分がなすべきことをし終えるまで、それが達成できるよう健康を維持し、衰える身体を騙し騙ししながらでも生き長らえ、「もうこれ以上頑張れない」ところまで生き抜きたい。「老衰死」には、それまで待っていただく。どこかで「もういいかな」と思ったら、死をのんびりと迎えたい。
 
 「天寿を全うする」の天寿は、天が決めたものとするのが一般的のようだが、私は「天命を全うする」ために、それ(天寿:定められた寿命)に抗いたい。
 

以下、御参考まで。:  似ているが違う概念

===== 引用はじめ
 天寿と大往生
 人として生を受けたからには、できれば90歳以上になって、「天寿を全うして」「眠るがごとく静かに息を引き取りたい」と思う。これがままならないのが人生というものであろうか。
 「天寿」「大往生」という言葉を、国語辞典などによるといろいろな説明をしているが「天寿は、天から授けられた寿命」、「大往生は、苦しむこともなく安らかに息を引き取る」ことに集約できる。
===== 引用おわり
http://y-hamada.hatenablog.com/entry/20181018/1539874091
 
 似た内容ですが、もう一つ。
 
===== 引用はじめ 
(天寿)
 「天寿」とは、天から授けられた寿命。天年。定命。・・・とあります。
 ここでいう「天年」は「天寿と同義」であり、「定命」は「平均寿命」です。つまり、天寿とは、「天から与えられた命の長さ」 や 「平均寿命」となります。
 注意すべきは「天から与えられた命の長さ」または「平均寿命」のどちらか一方だけでも「天寿」と使える点です。そのため、必ずしも平均寿命を超えている必要はありません。
 ただし「天寿を全うする」と言えるのは、事故や災難などの不運や不幸などでない場合・・・という条件がつくようです。
(大往生)
 これに対して「大往生」は辞書によれば、「少しの苦しみもなく安らかに死ぬこと」「また、りっぱな死に方であること」・・・言う意味です。よって、本来の意味からすれば、「大往生」も生きた長さとは関係ないことになります。
===== 引用おわり 
https://おすすめの.com/archives/1319

0 件のコメント:

コメントを投稿