定年後の高齢者が外に出るときの高いハードルが、人間関係の新たな構築です。現役時代に、会社と自宅を行ったり来たりだけで、第三の世界をもっていなかった人が引退すると、家に閉じこもりがちになります。それは、新たに人間関係を築くのが難しいからです。趣味のサークルなどに現役時代から入っていた人はよいのですが、会社帰りの職場仲間との「飲みにケーション」「カラオケ」、休日での取引先とのゴルフなどは、定年後は続かないことが多いです。
退職後、ボランティア活動、地域活動などを始めようとすると、そこでの人間関係には、仕事上で習得した人間関係のルールは役に立ちません。そこで苦労をするのです。
4種類の入り方を検討します。
1.
カルチャーサーフィン 経由 ゆるやかな友達
基本は街歩き。異空間への家出。単独行が原則。多趣味が基本
内田酔遊氏が提唱した「カルチャーサーフィン」は、原則的には単独行です。単独行を一緒に行くときには、そこにはややこしい人間関係は必要ありません。そこで気に入った人がいたら、「ゆるやかな友達」ができます。気楽に付き合え、自分にあったレベルで関与し、いつでも解消できる関係です。内田酔遊、『★神戸発★ カルチャーサーフィンのすすめ』
2.
養成講座 経由 ボランティア活動
市民後見人養成講座、生活支援員養成講座、ホスピス・ボランティア養成講座、等々
以下は、いずれも神戸市での事例です。先ずニーズがあって、それを担う人材を育てる。そのための養成講座で、終了後には具体的なボランティア活動に入って行きます。養成講座を受けたからと言って、ボランティアをしなければならないことはありません。市民後見人養成講座(神戸市成年後見支援センター)
第6期市民後見人養成研修説明会参加者募集について(今は募集していません。次回に応募してください)
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2018/05/20180515130701.html
生活支援員養成講座(こうべ安心サポートセンター)
「福祉サービス利用援助事業(日常生活自立支援事業)」の支援(今は募集していません。次回に応募してください)
https://www.with-kobe.or.jp/detail/anshin/fukushiservice/
(注)「神戸市生活支援訪問サービス従事者養成研修」は、別のシステムです。
ホスピス・ボランティア養成講座(公益財団法人 神戸国際医療交流財団)
第3期ホスピス・ボランティア養成研修講座 受講者大募集!!(今は募集していません。次回に応募してください)
http://kobeima.org/2019/04/19/a/
3.
居場所 経由 豊かな楽しみ
居場所には、2種類あります。
①地元の人が集まり、まったりした時間を楽しむ居場所 ②交通機関を利用して、活動的な人が集まる居場所
ここでいう居場所は、②を指します。
自分にあった居場所が見つかれば、楽しみの対象を増やすチャンスがあります。
「東灘こどもカフェ」
http://foryou.main.jp/など
4.
グループ活動 経由 豊かな人脈
こころ豊かな人づくり500人委員会、ふるさとひょうご創生塾、ビジョン委員会(以上は兵庫県)、神戸市シルバーカレッジ、等々
何かをしたい人が集まって、グループで課題に取り組みます。やる気がある人が集まっているので、豊かな人脈を築く契機になります。こころ豊かな人づくり500人委員会(今は募集していません。次回に応募してください)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk16/yutakanahitodukuri.html
ふるさとひょうご創生塾(今は募集していません。次回に応募してください)
https://www.hyogo-ikigai.or.jp/ikigai/sousei/index.html
ビジョン委員会(今は募集していません。次回に応募してください)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk07/localvision_9th.html
神戸市シルバーカレッジ(今は募集していません。次回に応募してください)
http://kobe-sc.org/
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