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「いきなり『介護職の募集』だったら、応募していなかったかもしれません」。介護施設には、身体介護だけではなく、清掃や調理などさまざまな仕事がある。こうした“周辺”の仕事を経験してから介護職になった女性
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(1) 長女を出産する際、メーカーを退職して専業主婦になった
(2) 教育資金の足しにと仕事を探した(3) 1日4時間だけの「クリーンスタッフ」。月20日
(4) 働くのは十数年ぶりだったが、初めて知った介護の現場は思いの外、楽しかった
(5) 洗濯の仕事に変えた。1日7時間、週3日の勤務
(6) 「介護の仕事をしてみたい」と上司に打ち明けた
(7) 「初任者研修」を取得し「身体介護」にも携わるようになった
【展開】
(1) 長女を出産する際、メーカーを退職して専業主婦になった
(2) 教育資金の足しにと仕事を探した
「中学生だった長女と小学生だった長男の教育資金の足しにしたいと、家から近い場所で仕事を探したのがきっかけです」
(3) 1日4時間だけの「クリーンスタッフ」。月20日
この施設(介護付き有料老人ホーム)が、歩いて5分の場所にできたとき、1日4時間だけの求人があった。部屋を掃除したり、シーツを交換したりする「クリーンスタッフ」だ。子供が下校する午後には家にいたい。それがかなう月20日ほどの勤務は求めていた条件にぴったりだった。
(4) 働くのは十数年ぶりだったが、初めて知った介護の現場は思いの外、楽しかった
「入居者さんはちょっとしたことでも、『ありがとう』と言ってくれる。仲間は優しく、気持ちのいい人たちばかり。恵まれました」
(5) 洗濯の仕事に変えた。1日7時間、週3日の勤務
下の子供が中学生になるのを機に、クリーンスタッフの仕事を洗濯の仕事に変えた。こちらは1日7時間、週3日の勤務。時間は延びたが、きついとは思わなかった。逆に週4日の休みが退屈になるほどだった。
(6) 「介護の仕事をしてみたい」と上司に打ち明けた
仕事のブランクが長く、当初は「介護の仕事は私には無理」だと思っていた。見知らぬ人を相手に、したことのない介護をするのが不安だった。だが、あるとき、上司に「してみたい」と打ち明けた。
(7) 「初任者研修」を取得し「身体介護」にも携わるようになった
介護の基礎的な資格である「初任者研修」を取得し、入居者の体に触れる「身体介護」にも携わるようになった。当初は食事介助で入居者がむせると不安になり、ベッド上での排泄(はいせつ)ケアにも時間がかかった。それでも、入居者から「ありがとう」と言われると、この仕事をしてよかったと思う。
<出典>
未経験、段階踏んで介護職に 杞憂だった長いブランクhttps://www.sankei.com/life/news/191017/lif1910170007-n1.html
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