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たった1割しか自宅死等で穏やかに死ねない。患者は終末期医療について知ろうとせず、その時慌てふためき自己決定することを放棄する。医者は医療の敗北を認めたがらず、考えようともしない。教えてもらっていない
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9割の人がそれを望んでも、たった1割しか自宅死等で穏やかに死ねない。それがいまの私たちが置かれている現実です。なぜこんなことになってしまったのでしょうか。
1. 患者の側の問題
1.1. 患者が終末期医療について、あまりに知らなさすぎる
1.1.1. 逃げ回る ~ 死について考えるのは怖い、タブー、愛する人の死を想像したくない1.1.2. 他人事として聴いている ~ 自分の死は考えたくない、今を精一杯、楽しみたい
1.2. 厳しい現実に対応できない
1.2.1. お手上げ状態になる ~ 厳しい現実に直面したとき、あわてふためき、狼狽する1.2.2. 病院や医者の言うなりになる ~ 赤の他人に、人生の終焉をゆだねてしまう
2. 医師の側の問題
2.1. 命を長引かせる処置をしようとする
2.1.1. 医療の敗北を認めたくない ~ 命を1分でも1秒でも永らえさせるのが医療の使命2.1.2. 家族に訴えられたくない ~ 生き延びて何倍も苦しむなら意味がないと思っても…
2.2. 医者は、延命した後を予想できず、また、対応できない
2.2.1. 考えようとしない ~ 最期のあり方は医者が考えることではないというスタンス
2.2.2. 医学部で教えない ~ 2014年から東京医科大学で、終末期医療の講義が始まった
<出典>
長尾和宏、「平穏死 できる人、できない人」、PHP研究所(2014)、P.22-26添付図は、
http://www.tokyo-med.ac.jp/miraiganpuro/course3.html
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