2020年4月5日日曜日

(K1069)  認知症と介護・医療拒否(1) <認知症>

 
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認知症の患者さんとのやり取りは、難しい面もあるが、基本的には、ご本人が嫌がられることをしない、その方のことを先輩として尊敬していることがよくわかってもらえるような物言いをする、ということに尽きる
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 認知症の患者さんとのやり取りは、難しい面もあるが、基本な接し方があるといいます。
 
 難しい事例として
===== 引用はじめ
 この方は、90代女性。認知症で寝たきり。ひどい罵(ノノシ)りと「アンパン」と好物を要求する言葉だけがこの人に残った言葉でした。
 …
 介護・医療拒否が強烈で、血圧を測るのも一苦労。訪問診療の時には看護師さんが無理やり腕を伸ばして血圧を測ろうとするのと、患者さんが強く抵抗するのとで同行の看護師さんが毎度苦労していました。
===== 引用おわり
 
 結局、うまく測れたのですが、どのようにしたかは次回書くとして、どのような変化があったのか、興味深い説明がありました。
 
A:「初めまして」状態で罵りが繰り返される状態
B:「こいつのことは嫌いじゃない」
 
 血圧を測ろうとするのではなく、まず取り組むべきはAをBにすること。それができれば、自ずと血圧を測らせてくれる。
 
 そのためには、基本があるといいます。
===== 引用はじめ


 認知症の患者さんとのやり取りは、難しい面もありますが、基本的には、ご本人が嫌がられることをしない、その方のことを先輩として尊敬していることがよくわかってもらえるような物言いをする、ということに尽きるかと思います。
===== 引用おわり
 
 続く
 
<出典>
尾崎容子、認知症と介護・医療拒否
【在宅善哉】 産経新聞(2020/04/04)

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