2020年4月29日水曜日

(K1095)  不揃いのイス / 「あすなら10の基本ケア」(2) <介護>

 
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「自立した生活を取り戻すには、環境を整えることが重要だ」。「フロアにある色違いのイスは、一脚ずつ高さや大きさが違う」だから「ほぼ寝たきりだった100歳の女性が、今は洗濯物を畳んだり、食器を拭いたり」
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 産経新聞に掲載されていた写真を添付します。
===== 引用はじめ
 フロアにある色違いのイスは、一脚ずつ高さや大きさが違う。合うサイズのイスを使えば床に足がつき、立ち上がりも楽になる。自立した生活を取り戻すには、環境を整えることが重要だ。


===== 引用おわり
 言っていることはなんとなく分かります。この延長線上に何があるか。

===== 引用はじめ


 100歳の女性は、骨折での入退院後にホームを利用した。食事や排泄のたびに手をつき、立ち上がる訓練をすると、下肢と両腕で体の重みを支えられるようになる。ほぼ寝たきりだったのが、今は洗濯物を畳んだり、食器を拭いたり、編み物をしたりした過ごす。
 中西さん(*)は「ここでなかったら寝たきりになっていただろう、という人もいる」と自信を見せる。
===== 引用おわり
(*) 奈良県天理市の複合施設「あすならホーム櫟本(イチノモト)」の介護福祉士、中西智香さん(22)。二つ目の写真()
 
 二つの引用は、「自立した生活を取り戻すには、環境を整えることが重要だ」の後半と前半にあたります。不揃いのイスが重要なのでなく、不揃いのイスからスタートして自立した生活に到る道のりを見つめ、それを着実に歩んでいくことが重要なのです。
 
 前回紹介した「10の基本ケア」の「2.床に足をつけて椅子に座る」に該当します。
 
<出典>
重度化防止に取り組む複合施設 / 代わりにするのが介護だと思っていた
【~から】 産経新聞(2020/04/10)


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