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種類によっては成り立たない認知症もあるが、重篤でないアルツハイマーなら、環境さえ整えば、誰もが穏やかに生きていける可能性が開かれている。目の前にいる人が自分に肯定的であれば、それを鋭くとらえられる
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目が見えない人が指で点字を読めるのは、必要に迫られて頑張っているからではあるが、それだけではなく、失われた視覚の力が、指先に移っているのではないか。
言い換えると、五感のうち一つの感覚が失われると、それを補うために他の感覚が鋭くなるのではないか。
認知症の方は、認知能力が弱まるにしたがい、生きていくために、それを補おうとして、目の前にいる人が自分に肯定的か否定的かを動物的感覚で、鋭くとらえられる。
肯定的だととらえると、安心して、おおらかに自分自身でおられ、
・ 迷惑をかけないようにしようとか、
・ 感謝するとか、
・ 誰かを助けに行くとか、
できる。
そのような人は、周囲から好感を持たれるので、本人はそれも察知して、ますます良い状態になり、BPSDが表面化しにくい。
種類によっては、成り立たない認知症もあるが、重篤でないアルツハイマーなら、環境さえ整えば、誰もが穏やかに生きて行けるのではないかと思っています。
これは仮定ですが、映画は、この仮定を覆さず、支持してくれるものと感じました。
(K1089) 「僕とケアニンとおばあちゃんたちと。」無料公開(4/24 21:00-) <介護>http://kagayakiken.blogspot.com/2020/04/k1089424-2100.html
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