2020年4月9日木曜日

(K1073)  定年後の活かし方楽しみ方(宇佐美 覚了)(2) <定年後>

 
 前回からの続き。おそらく著者が一番言いたいことは、第四章に集約されていると思う。
 
☆☆
「社会貢献」なるものは、かなり定型化していると思う。社会貢献を、もっと柔軟に考えてよいのではないか。「社会貢献」と名詞でいうと頭がかたくなる。「社会」に「貢献」すれば、どんなものでも「社会貢献」だ
☆☆
 
構成は、

第四章 社会貢献活動で盛春人生実現
1.社会貢献の意義と幸せ
2.私自身のささやかな活動の内容
3.社会貢献活動の種類の実例
4.社会貢献を実践するうえでの心得
 
 世の中で「社会貢献」と言われているものは、かなり定型化していると思う。子ども食堂とか、青少年育成活動とか、高齢者施設での介護ボランティアとか。それらのメニューから選ぶという入り方をして、社会貢献に入っていく人が多いようだ。それは、それでよい。
 でも、社会貢献を、もっと柔軟に考えてよいのではないか。「社会貢献」と名詞でいうと頭がかたくなる。「社会」に「貢献」すれば、どんなものでも「社会貢献」だ。著者は、自身の経験を語りながら、「社会貢献」を狭いオリから解き放とうとしているように、私には思える。
 
===== 引用はじめ
2.私自身のささやかな活動の内容

(1)私の仕事に関係する社会貢献活動
  1 子供の教育に関する貢献活動
  2 社会教育に関する貢献活動
  3 外国人の日本語習得のお手伝い
  4 教育講演の依頼に応じる

(2)私の人生観に関する社会貢献活動
  1 平和と幸福を祈願するミニ遍路
  2 住居周辺のゴミひろい
  3 笑顔での挨拶と会話の日常生活

(3)国内外へ救済と支援のささやかな寄付活動

(4)心の悩み等に関する相談を受ける

3.社会貢献活動の種類の実例

(1)体験した職業などに関する貢献活動
  1 家電器具の修理
  2 家や家具の簡単なリフォーム
  3 法律関係の書類の書き方の相談

(2)自分の趣味を活用した社会貢献
  1 パソコン等の操作を教える
  2 カラオケの愛好グループをつくる
  3 囲碁や将棋の仲間づくりをする

(3)日常生活でいつでも実践可能な貢献
  1 笑顔で他者と常に接する
  2 やさしい言葉づかいをする
  3 困っている人をその場で助ける
===== 引用おわり
 
<出典>
宇佐美 覚了、「定年後の活かし方楽しみ方 盛春謳歌実践ヒント集」
浪速社
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784888545259

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