2020年11月8日日曜日

(K1285)  (性的逸脱行為)愛し、愛され、必要とされたい(2) / 認知症の人の不可解な行動(44) <認知症>

☆☆

本人には悪いことをしているという意識はありません。高齢者の行為は多くの場合、直接的な行為より、寂しさや不安を埋めたいという気持ちの方が強いので、軽いスキンシップで心がおちつく場合があります

☆☆

 

(性的逸脱行為)愛し、愛され、必要とされたい(2) ~ どうすればよいか

 

  「あなたの存在が嬉しい」と伝える

 認知症の人の性行動は、性欲よりも寂しさや不安などに起因します。認めてほしい、愛してほしいという気持ちを満たしてあげましょう

 

<配慮するとよいこと>

  対応①: 軽くかわす

 「今日は調子が悪いの。また今度ね」など優しく

 

  対応②: (できれば)目を見て手に触れる

 言葉以外のコミュニケーションのほうが心に届きやすい。

 

  心理:不安や好きな気持ちが抑えられない

 よくしてくれる人や、初恋の人に似た人を好きになることも。

 

  対策:楽しみをみつけてあげる

 ほかに気持ちを向けさせたり、行為の原因を取り除く。

 

<出典>

杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」

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