2020年11月12日木曜日

(K1292)  終末期 患者の体感覚を大切に <臨死期>

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もう自分の体には水も栄養もいらないとおっしゃり、穏やかに眠りと覚醒を短い周期で繰り返す終末期のご様子はものすごく神々しく、光に満ちているように(視覚的にまぶしいと感じることが多いです)感じられます

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 ご本人が「いらない」と言われれば無理に点滴をしないようにしていますし、ご家族にも「ご本人のお気持ちを優先させてください」とお願いしています。多くの患者さんは最初は点滴をすると「楽になった」とおっしゃるものの、そのうち「もう点滴はいらない」とおっしゃることが多い、とも説明します。

 高齢者の場合、自分の体とうまくつきあって健康で来られた方が多く、「自分の体の声を聴くことがうまいなあ」と感じることが多いです。自分の体が死への旅立ち支度をしているのか、自分の旅立つ体にとって余計な栄養も水分ももう必要ないと感じられる方がとても多いのです。

 「点滴はいらん」「水もいらん」とおっしゃり、周囲を心配させるのですが、「体が旅立ち支度をしておられるようですよ」とご説明すると、ご家族たちは納得されることが多いです。もう自分の体には水も栄養もいらないとおっしゃり、穏やかに眠りと覚醒を短い周期で繰り返す終末期のご様子はものすごく神々しく、光に満ちているように(私は本当に視覚的にまぶしいと感じることが多いです)感じられます。

 

続く

 

<出典>

終末期 患者の体感覚を大切に、

【在宅善哉】 産経新聞(2020/11/07)

 

添付図は、

https://respiresi.exblog.jp/24025494/



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