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幻覚は、認知症全般にみられる症状です。不安や環境の変化などでせん妄を起こすと、「泥棒が入ってきた」などの幻視をみることもあります。レビー小体型認知症の幻視は、はっきりとみえるのが特徴です
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幻視や幻聴など、実際にないものがみえたり聞こえたりする「幻覚」も、認知症の症状のひとつです。幻覚は認知症の人にとって大きなストレスになります。
(幻覚)家の中にまったく知らない人がいる(1) ~ どういうことがよく起こるのか
● 「知らない人が家にいる」という
幻視には、人がみえる場合、小動物がみえる場合、光景がみえる場合の3パターンがあります。同時に、ものや模様を別なものに見間違える「錯視」も起こりがちです。
<こんなケースも>
・ 小動物がみえる
・ 人物がみえる
・ 光景(川など)がみえる
・ 音や声が聞こえる(幻覚)
<本人の気持ち>
「知らないだれかが はっきりみえる!!」
「そこに、知らない子どもがいる」といい出したり、興奮したりする場合、実在しないものがみえている可能性があります。幻視は、その人にとっては現実。なぜ周囲の人はみえないのかがわかりません。
<出典>
杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」
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