2020年11月23日月曜日

(K1303) (幻覚)家の中にまったく知らない人がいる(1) / 認知症の人の不可解な行動(47) <認知症>

 ☆☆

幻覚は、認知症全般にみられる症状です。不安や環境の変化などでせん妄を起こすと、「泥棒が入ってきた」などの幻視をみることもあります。レビー小体型認知症の幻視は、はっきりとみえるのが特徴です

☆☆

 

 幻視や幻聴など、実際にないものがみえたり聞こえたりする「幻覚」も、認知症の症状のひとつです。幻覚は認知症の人にとって大きなストレスになります。

 

(幻覚)家の中にまったく知らない人がいる(1) ~ どういうことがよく起こるのか

 

● 「知らない人が家にいる」という

 幻視には、人がみえる場合、小動物がみえる場合、光景がみえる場合の3パターンがあります。同時に、ものや模様を別なものに見間違える「錯視」も起こりがちです。

 

<こんなケースも>

  小動物がみえる

  人物がみえる

  光景(川など)がみえる

  音や声が聞こえる(幻覚)

 

<本人の気持ち>

 「知らないだれかが はっきりみえる!!」

 「そこに、知らない子どもがいる」といい出したり、興奮したりする場合、実在しないものがみえている可能性があります。幻視は、その人にとっては現実。なぜ周囲の人はみえないのかがわかりません。

 

<出典>

杉山孝博、「認知症の人の不可解な行動がわかる本」



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