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9月14日(月)発売の松場登美の新刊書籍『なかよし別居のすすめ ~定年後を生き生きと過ごす新しい夫婦の暮らし方~』から「第一章 なかよし別居はいいことだらけ!」の全文を公開いたします
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私は生活を妻に依存している。例えば、三度の飯は、全部作ってもらっている。だから、別居は考えられない。依存されている妻からすれば、答えは違うかもしれない。
この夫婦、ともに働いていて、昼間は同じ職場で顔を合わせることも多いらしい。家に帰って自分だけの時間がもてるからよい、気を使わなくてよい、と言っても、寂しくないのだろうか。
そういえば、私は気を使っていない。一緒に暮らして、私はストレスはない。別に暮さなくても、感謝はしている。
===== 引用はじめ
しかし、いっしょに住むのが当たり前の夫婦が、いざ別居してみると、一人の時間が持てる、互いに自立できる、夫を気にせず物が選べる、気を遣わなくていい、夫のいびきに悩まされずよく眠れる……、予想以上にいいことがいっぱい待っていました。数え上げれば、きりがありません。
何といってもいちばんよかったのは、夫に対して感謝の気持ちが生まれたことではないでしょうか。
「熟年離婚」という言葉をよく耳にするようになったのは、ここ10年ほどのことでしょうか。夫が定年退職すると、ひとつ屋根の下で夫婦が顔を合わせる時間が増えて不満がたまり、家庭内ストレスとなって爆発し、やがて夫婦関係が破綻するケースが増えているそうです。
そして現在、コロナ禍の日本では、夫や妻の在宅勤務で、同じように夫婦が顔を合わせる時間が増えたストレスから起こる「コロナ離婚」や「コロナDV」という言葉が世間を騒がせています。
そういった残念なニュースを耳にするにつけ、もしかすると私たちのように、暮らしを別々に分ければ、最悪の結末はまぬがれたのではないだろうか、なんて思うのです。
===== 引用おわり
<出典>
https://www.gungendo.co.jp/pages/details/006254.php
※ 「第一章 なかよし別居はいいことだらけ!」の全文を公開している
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